これまでApple Watchは少女のガンを発見して治療を受けるきっかけとなったり、人の命や健康に数々の貢献をしてきました。その機能の1つである「転倒検出」機能が、転んで動けなくなった81歳男性の代わりに助けを呼び、感謝されていると伝えられています。
米ミネソタ州のテレビ局Kare 11の報道によると、男性は自宅の私道で椅子に座り、除雪機のオイル交換をしようとしたとき、後ろに動こうとしたそうです。それで転倒してしまい、頭や肩を打ち付けたことを「あれは失敗だった」と語っています。
男性が転んだことをを認識したApple Watchは、転倒検出機能により助けを呼びました。勢いよく転倒してから60秒以上動きがなかった場合、手首を叩いて(振動機能で)アラームを鳴らし、緊急通報サービスに電話をかける仕組みです。
この連絡に救急隊員が応答した後に、たまたま1分ほどの近さにいた警官を派遣してもらい、起き上がるのを手伝ってもらったそうです。不幸中の幸いで、手当を受けるほどではなかったとのことです。
もともと男性は心拍数をモニターするためにApple Watchを購入したと述べていますが、それ以上の役に立つことが証明されました。ご本人は「とにかく絶賛するほかない」と大喜びです。
Apple Watchの転倒検出機能は、Apple Watch Series 4以降、およびApple Watch SE、Apple Watch Ultraでサポートされています。この機能を使うには、Apple Watchがセルラーモデルであるか、iPhoneが近くにある必要があります。
またApple Watchの設定やヘルスケアアプリで年齢を設定していて、その年齢が55歳未満の場合は、この機能はデフォルトで無効となっています。もしも万が一に備えたい場合は、iPhoneのWatchアプリの[緊急SOS]から、[転倒検出]を手動でオンにしておくことをお勧めします。
Source:Kare 11(YouTube)
via:iMore