HTCは新型ハイエンドVRヘッドセット「Vive XR Elite」を国内外にて発表しました。
Vive XR Eliteは90Hz駆動の4K解像度ディスプレイを搭載し、110度の視野角(FOV)を実現。外部には広視野カメラを4台搭載し、外部センサーなしでインサイドアウトの空間トラッキングが可能となっています。製品には2個のワイヤレスコントローラーが付属し、ハンドトラッキングに対応。また外部のフルカラーカメラにより、仮想空間に現実空間を融合させる「MR(複合現実)」的な表示も可能です。
ヘッドセットの重量は、ホットスワップ可能なバッテリーを含めて625g。満充電状態で2時間の利用が可能で、USB-C経由で30Wの急速充電に対応しています。ヘッドセットの右側面に充電ケーブルが収納されているので、ケーブルを持ち運ばなくていいのも特徴です。また、スピーカーには指向性があります。搭載レンズは視力に合わせた調整ダイヤルが搭載されており、メガネなしでの利用が可能。アドオンアクセサリーの「Face and Eye Tracker」も、今年後半に登場します。
Vive XR Eliteはワイヤレス/USB-CケーブルでPCに接続することで、SteamやViveportのVRゲームのプレイが可能。スマートフォンからコンテンツをストリーミング転送することもできます。また、スマートフォンゲーム向けのコントローラーも利用できます。さらにVive XR Elite向けに、100タイトルのゲームやコンテンツが用意されます。
Vive XR Eliteの国内向け価格は17万9000円(税込)で、2月15日まで事前予約を実施。発売日は未定ですが、事前予約により100ドル(約1万3000円)以上のコンテンツがプレゼントされます。HTCにとって久々となるコンシューマー向けVRヘッドセット、その完成度に期待したいものです。