Windows 11は、推奨するハードウェア要件を満たさないPCにも手動でインストールすることができます。しかし最近、一部の要件を満たしていないPCのデスクトップに「システム要件が満たされていません」とのウォーターマーク(電子透かし)が表示されていることが明らかになりました。
Windows Latestによると、Windows 11 22H2(2022年9月に配信)を実行している非推奨PCのデスクトップ上では「システム要件が満たされていません」というウォーターマークが出るようになったとのこと。Insiderプレビュー版ではなく、正規の製品版で起こっているそうです。
もっとも全ての非推奨PCで起こっているわけではなく、2023年1月の修正パッチをインストールした後、一部のユーザーのみに表示されているとのこと。つまり、A/Bテスト(2パターンを用意して、どちらが良い結果が出るかを検証する)を行っていると思われます。
警告を出されたユーザーの1人は「デバイスを入手したとき、Windows 11がプリインストールされていました。1年以上使っていますが、突然『システム要件が満たされていません』と表示され、『詳細については設定に移動してください』と言われました」と語っています。
2022年2月にはマイクロソフトが同様のテストを行っていることが確認されていました。その時はごく一部のユーザーに限られていましたが、今回はウォーターマークが現れたと訴える人が多く、より広い範囲で展開されているようです。
Upcoming Windows 11 builds will include a small reminder about system requirements atop System Settings in case your device doesn't meet them. pic.twitter.com/KZ4NkqB7wq
— Albacore (@thebookisclosed) February 8, 2022
Source:Windows Latest