Twitter社が請求書への支払いが滞っているとして、少なくとも6社から訴えられていると報じられています。
米CNBC報道によれば、最新の訴えはWriter社というテック系スタートアップで、米カリフォルニア州で提訴されたとのことです。未払いは11万3856ドル(約1550万円)とされ、意外なほど額が小さいとも思われます。
実業家のイーロン・マスク氏に買収されて以来、Twitterは130億ドルもの負債を抱え、毎年支払う利息だけでも約10億ドルに上るとの推測もあります。そのためか、さまざまな未払いが相次いでいるようです。
ほか、請求書の未払いで訴えている企業は次の5つです。
- サンフランシスコ・オフィスの大家であるColumbia REIT
- 自家用ジェトサービス会社のPrivate Jet Services Group
- イベント企画・制作会社のBlueprint Studios Trends
- M&Aコンサルティング会社のInnisfree M&A
- 訴訟関連のコンサルティングサービス提供会社のAnalysis Group
これに先立ちTwitterは、英ロンドン中心部にあるオフィス賃料も滞納していると報じられていたことがありました。また、職場のコミュニケーションツールSlackの請求書も支払っていないとの噂話も伝えられています。まだ訴訟には至っていないものの、大手企業に対する未払いが複数あるようです。
昨年マスク氏はTwitterの倒産もあり得ると話していたものの、後に「2023年年末までには(会社が)安定した状態になるはず」として新CEOに交代できる可能性を示唆していました。その目論見通りに事が運ぶのかどうか、今後の展開を見守りたいところです。
Source:CNBC