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2023/2/28 11:15

Galaxy S23 Ultra、バッテリーの取り外しがカンタンに! 大量の接着剤も使われていない?

サムスンの最新フラッグシップ機「Galaxy S23 Ultra」は、見かけこそ先代のS22 Ultraとほとんど変わりませんが、実はとてつもなく頑丈に作られていることが判明していました

Image:JerryRigEverything/YouTube

 

それに続き、内部構造も改良されており、バッテリーの取り外しに専門の工具も必要なく、修理のプロでなくとも簡単にできると報じられています。

 

この分解作業を行ったのは、先日もGalaxy S23 Ultraの耐久テストを公開したZack Nelson氏(別名JerryRigEverything)氏です。もっとも分解スタート直後、リボンケーブルを引きちぎりそうになり、ディスプレイの交換パーツを入手するため少しの出費が余儀なくされています。

 

さておき、バッテリーの取り外しは順調そのものです。一般的にスマートフォン内部のバッテリーは大量の接着剤で固定されているため、プロの修理業者であれ大量のアルコールを使って柔らかくする手間がかかります。また、安全に交換するためには専門のツールも必要となるものです。

 

しかしZack氏は、前面ガラス部分やワイヤレス充電コイル、何本かのネジ、リボンケーブル用の工具を使うだけで、内部のバッテリーに手が届くことに。これらをあっという間に取り外しでき、バッテリーには引き出し用のプルタブまで付いており、専門家でなくても難なくできると主張しています。

この設計変更をZack氏はとても喜んでおり、「8年待った」とまで語っています。

 

もっとも、これに先立ち修理業者iFixitが行った分解作業では、以前のモデルと同じく大量の接着剤が使われていました。他の部分については、Zack氏の使ったデバイスと同じ構造だったようです

 

なぜZack氏とiFixitが扱ったGalaxy S23 Ultraの組み立て方が違っていたかは不明ですが、もしかするとiFixitに送られた製品は発売前の試作品だったのかもしれません。ともあれ、iFixitも先代モデルより分解も修理もしやすくなったと高評価でした。

 

もちろん、サムスン非公認の修理業者やユーザー自らのバッテリー交換では、公式の保証が切れたり、自己責任になる可能性もあります。とはいえ、修理やパーツ交換がしやすくなるのは間違いなく進歩であり、この設計が噂の新型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold5」や「Galaxy Z Flip5」にも採用されることを期待したいところです。

 

Source:JerryRigEverything(YouTube) 
via:Wccftech