2023年4月現在、Appleシリコン(独自開発チップ)搭載Macのうち、最上位にあるのはM1 Ultra搭載のMac Studioです。一時は後継モデルは出ない、単なるつなぎの製品だという説もありましたが、少なくとも2つの新モデルが発売される予定との噂が報じられています。
この噂の発信源は、アップルの未発表製品につき定評あるBloombergのMark Gurman記者です。今後の新型Macにつき掘り下げたニュースレターのなかで、「Mac Studioの後継機も2つ予定されているが、その時期はあまり明確ではない」と短く言及しています。それ以上の詳しい説明はなかったため、搭載プロセッサーや技術的なスペック、発売時期については今のところ不明なままです。
アップルは2022年3月、Mac Studioとディスプレイの「Studio Display」を発売しました。搭載オプションの1つであるM1 Ultraは、現時点では(少なくともマルチコア性能では)全Mac用チップのなかでも最速です。
しかし今年2月、Gurman氏は次期Mac Proが「M2 Ultra」チップを搭載し、Mac Studioと「非常に似た機能」を持つと述べていました。その結果M2 Ultraチップを搭載したMac Studioを出しても「意味がない」として、後継モデルは全く出ないかもしれないとのことでした。
ただし、当時も後継モデルが完全に否定されたわけではなく、「M3」または「M4」世代まで延期される可能性が高いと付け加えられていました。そうであれば、Mac Studioの後継モデルが出るのは、早くても2024年以降となりそうです。