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2023/5/9 18:30

Apple Watch、大動脈破裂で倒れた女性の命を救う! 本人に代わって救急車を呼ぶ

Apple Watch SEやApple Watch Series 4以降に搭載された転倒検出機能は、これまで多くの人々の危機を救ってきました。そして新たに、大動脈破裂を起こした女性が直ちに治療を受けるきっかけとなったと報じられています。

↑Apple Watchの転倒検出機能が危機を救った!

 

海外掲示板RedditのユーザーXanderpy氏は、Apple Watchが自分の母の命を救ったというエピソードを投稿しています。それによれば、彼女は出張でホテルに滞在していたところ、胸に痛みを感じ始めました。そこで同じホテルにいた友人にメールを送ったところ、その直後に顔から床に倒れ込んだそうです。

 

友人が部屋に到着したとき、すぐに911(緊急通報番号)に電話しました。が、驚くべきことに、すでに救急隊員が向かっていると告げられたとのこと。床に倒れたとき、Apple Watchの転倒検出機能が働いて、本人に代わって救急車を呼んでいたのです。

 

それから友人が部屋に到着するまでの数分間は、とてつもなく重要だったと後で分かりました。彼女が病院に運び込まれたとき、医師は患者が大動脈破裂を起こして危機的な状況にあり、すぐに病院に搬送することに治療の成否がかかっていたと述べたそうです。

 

数日後、Xanderpy氏は手術から目覚めた母親に、倒れる前に911に電話したかどうか尋ねました。彼女は通報しておらず、Apple Watchが転倒を検出し、警告音を鳴らしてから1分間なんの動きもなかったため救急車を呼んだわけです。

 

これまでXanderpy氏は「Apple Watchに命を救われた」的な話を見ると、宣伝のために大げさに言ってるのではないか、あるいは作り話なのではないかと思ったそうです。が、今回の出来事で「テクノロジーが本当に命を救うことができるのだ」と教えられたと語っています。

 

Apple Watchの設定やヘルスケアアプリで年齢を設定していて、その年齢が55歳未満の場合は、転倒検出機能はデフォルトで無効となっています。もしも万が一に備えたい場合は、iPhoneのWatchアプリの[緊急SOS]から、[転倒検出]を手動でオンにしておくといいでしょう。

 

Source:Reddit
via:9to5Mac