Googleは11日午前2時に開催された開発者向けイベント「Google I/O」にて、Pixelシリーズ初のタブレット製品「Pixel Tablet」を正式に発表しました。昨年5月に本体デザインだけ披露していましたが、ようやく詳細なスペックや価格、発売日も明らかになった形です。
Pixel TabletはTensor G2チップを採用し、RAM容量は8GB、ストレージはUFS 3.1の128GBまたは256GBを搭載。ディスプレイは10.95インチの液晶画面で2560×1600ドット、輝度は500ニトとなっています。そして前面と背面カメラともに解像度は8MP、マイク3基やクアッドスピーカー、Bluetooth 5.2、超広帯域無線チップ(正確な距離測定に使用)も備えているとのこと。ちょうど数日前に、日本のAmazonサイトに掲載された情報そのままです。
ディスプレイには防汚コーティングが施され、USI 2.0タッチペンにも対応。また、電源ボタンには指紋センサーも内蔵されています。
さらに、Pixel Tablet向けに、Google Meetをはじめ50以上のGoogle アプリがPixel Tabletに最適化されているとのこと。加えて、タブレットの大きな画面とAI機能により、Pixelスマホでおなじみの消しゴムマジックやピンボケ補正などのツールで写真を編集しやすくなりました。
そして画面分割機能により、2つのアプリを同時に使うこともできます。たとえばGoogle フォトからGmailに写真を貼り付けながら、音声入力(通常のタイピングの約3倍の速さ)を使ってメールを書くのも楽々です。
また付属の充電スピーカーホルダーと組み合わせれば、充電しながらPixel Tablet単体の4倍の低音を出すことができ、部屋いっぱいに広がるサウンドを楽しめます。
さらにPixel Tabletをハブモードにすると、ハンズフリーでも使える役立つスマートディスプレイに早変わり。音楽や動画プレイヤー、デジタルフォトフレームとしても活用できます。しかもGoogle Homeアイコンをタップすれば、互換性のあるすべてのスマートホーム機器にアクセスも可能です。
加えてタブレットとしては初めてChromecast機能を内蔵しており、ハブモード時にスマホの動画や音楽をキャスト(転送)することも可能です。
Pixel Tabletの本体カラーは、日本ではPorcelain、Hazelの2色。国内価格はストレージ128GB版が7万9800円、256G版が9万2800円(どちらも税込)で、Google ストアで予約受付中です。5月11日現在、東京都には6月20日~6月21日に配達予定とされています。
Source:Google Blog,Google Store