Apple(アップル)がより廉価なヘッドセットを2025年末に発売する可能性を、Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。
Appleは先週開催された開発者会議「WWDC 2023」にて、空間コンピューター「Vision Pro」を発表。高解像度ディスプレイと外部カメラやハンド/アイトラッキングを組み合わせた次世代体験と、3499ドル(約49万円)という価格の高さが話題となりました。
Bloombergによれば、Appleが2025年末に投入する廉価なヘッドセットは「Vision One」、あるいは「Apple Vision」と呼ばれる可能性が高いとのこと。また、両目の4K解像度のmicroLEDディスプレイや「M2」プロセッサを廉価なものに置き換え、使用するカメラ数を減らすなどの変更がありえるそうです。
さらに外観も変更され、スピーカーを内蔵せずによりシンプルなデザインとなり、サウンド再生には「AirPods」による空間オーディオ再生を利用するとのこと。そしてこれらの仕様変更により、廉価なヘッドセットでは価格が数百ドル程度下がるかもしれない、と指摘しているのです。一方で、自分の目の周りを外側に表示する「EyeSight」や、ハンド/アイトラッキング機能は維持されるとも伝えています。
Appleが廉価なヘッドセットも計画していることは、以前から報じられていました。約50万円という価格は一般人にはかなり高いハードルなので、せめて半額程度の廉価モデルの登場に期待したいものです。