Googleの次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2」に関しては、すでに様々な噂話が届けられてきました。それに続き、米連邦通信委員会(FCC)への登録が発見され、まもなく発売される可能性が高まりました。
米国内で無線機器を販売するには、FCCの認証を受ける必要があります。そしてFCCの認証を受けてから、数か月以内に発売されることが通例となっています。
今回発見されたモデルは「G4TSL」、「GC3G8」、「GD2WG」の3つ。最初のモデルはWi-Fi/Bluetoothモデルで、後の2つはセルラー(4G LTE)モデルです。
しかし、今回のデータには以前の噂にあったUWB(超広帯域無線)への言及はどこにもありません。UWBも無線技術の一種であることから、もしも搭載されていれば登録に書かれているはず。つまり、UWBは搭載されていないようです。
このUWB技術は、アップルのAirTagやサムスンのGalaxy SmartTagといった忘れ物トラッカーにも搭載され、精密な位置検出を可能にしています。もしもPixel Watch 2に採用されたなら、どこかに置き忘れてもPixelスマートフォンから「左前方に1mのところ」など探しやすくなったかもしれません。
もう1つ興味深いのは、「メタルメッシュストラップ(バンド)」と「メタルスリムストラップ」への言及です。
Googleは初代Pixel Watchを発表した当時、メタルメッシュバンドを2023年春に発売予定だと述べていましたが、いまだに実現していません。また「メタルスリム」バンドという言葉は初出ですが、メタルメッシュバンドのスリム版なのか、まったく別ものなのかは不明です。
たとえUWBがなくても、Pixel Watch 2は非常に期待が持てそうな噂話が相次ぎました。アルミ製ボディで軽くなる、新型プロセッサー搭載により充電なしに数日もバッテリーが持つようになる、というぐあいです。次期「Apple Watch Series 9」の良きライバルとなるかもしれません。
Source:FCC
via:9to5Google