iPhone 15シリーズの箱、偽造品かどうかを見破れるセキュリティシステムを導入か

ink_pen 2023/9/25
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iPhone 15シリーズの箱、偽造品かどうかを見破れるセキュリティシステムを導入か
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

高額なiPhoneは詐欺の対象になりやすく、中古品や整備済み品を偽造した箱に詰め替えて、新品同様の価格で販売している悪質な業者もいたりします。そうした詐欺対策のためか、アップルはiPhone 15シリーズの箱に本物であると確認できるセキュリティシステムを導入したようです。

↑箱にUVライトを当てると…?(Image:Majin Bu)

 

著名リーカーMajin Bu氏は、中国SNSのWeiboに投稿された動画をX(Twitter)でシェアしています。そこではiPhone 15の箱の裏にUV(紫外線)ライトを当てた時だけ見えるホログラムのラベルとQRコードがあることが確認できます。

 

これをMajin Bu氏は「本物の箱を認識し、詐欺を防ぐためにアップルが導入した対策です」と推測しています。悪質な業者が箱の見た目をソックリにしても、UVライトさえあれば簡単に見破れるというわけです。

 

アップルがこの対策に何も言及していないのは、詐欺師がコピーしやすくなることを防ぐためでしょう。もっとも、ホログラムは(確認できるだけでも)上下の2箇所に付けられており、偽造するにしても高い技術やコストが必要となりそうです。

 

もちろん、他人や見知らぬ店からiPhoneを買う場合、本当に新品のiPhoneかどうかをチェックする方法はいくつかあります。まず箱の隅々まで注目し、他のiPhoneの箱と比べてみることです。雑な偽造であれば、箱にあるべきシリアル番号もないかもしれません。

 

またiPhone 15シリーズでは充電サイクル数や製造時期、初めて使った時期を「設定」アプリで確認できます。決して安い買い物ではないだけに、細心の注意を払いたいところです。

 

Source:Majin Bu(X)
via:9to5Mac

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