アップルのMacBook Proはとても美しいデザインが好評ですが、手入れを怠ると故障につながる可能性があることは、他社のノートパソコンと変わりありません。
最近では新たに、少し古めのMacBook Proで、本体とディスプレイをつなぐケーブルに汚れやほこりが溜まって損傷し、画面に異常が生じることがあると報じられています。
中国のテックメディア・MyDriversによると、画面とキーボードの間のヒンジ部分に隙間があり、そこからほこりが入り込むことで損傷が起きるそう。この問題は2016年~2020年の間に発売されたMacBook Proに起きる可能性があるといいます。
実際に問題が起こったMacBook Proの写真が公開されていますが、画面の半分以上に紫色の縦線が走り、ほぼ使いものにならない模様。ほこりが原因であることから「ダストドア」事件と呼ばれています。
以前にも、やはり内部ケーブルが開閉のたびに消耗し、ディスプレイの故障につながる不具合が一部モデルで起こったこともありました。この問題は2018年モデルで修正されたことが確認されています。
デスクトップ型またはノート型であれ、パソコンは通気口からほこりやペットの毛などを吸い込み、それによって不具合が起きることも珍しくはありません。とはいえ、MacBook Proを分解して内部を掃除すれば、正規保証の対象外になる恐れもあります。日頃から机の上は清潔に保っておき、キーボードと画面の間に溜まったごみはきれいに掃除しておくほうが良さそうです。