マイクロソフトのWindows向けアプリストア「Microsoftストア」には、アプリ版とウェブ版があります。そのうちウェブ版は、インストールできるまでのクリック数が多過ぎると不評でした。
しかし、そのクリック数をわずか2回に減らす新システムが導入されました。
これはマイクロソフトでプリンシパル・アーキテクトを務めるRudy Huyn氏が、自らのXアカウントで述べていることです。
We've just launched Microsoft Store installers for web – A new and streamlined way to install Store apps directly from https://t.co/Z8vwRiY9ab
📉Feedback indicated that the install flow involved too many clicks. Previously, installation required:
– Clicking 'install' on our… pic.twitter.com/zxig2TYJR4— Rudy Huyn (@RudyHuyn) April 21, 2024
従来のウェブからのインストールは次のような手順が必要でした。
- 公式ストアサイト上でアプリを探し、「ダウンロード」をクリック
- ディープリンク(アプリをダウンロードするリンク)をストアアプリで開くことを許可
- ストアのミニウィンドウでもう一度「ダウンロード」をクリック
それが新システムでは、次のように変更されました。
- 公式ストアサイト上で「ダウンロード」をクリック
- ダウンロードしたインストーラーを実行
新方式の主なメリットは次の通りです。
- 新しいインストーラーは、ストアアプリのミニウィンドウよりも起動が非常に速い
- 最近ストアアプリが更新されていなくても、最新の機能がサポートされている
- ストアアプリをパソコンから削除していても機能し、複数のアプリを同時にインストールできる
初期のユーザーテストでは、アプリのインストール数が12%増加し、インストール後に起動したアプリの数が54%と大幅に増加したとのこと。新システムの評判は概ね好意的なようです。
要するに「一般的なWindowsアプリをダウンロードしてインストールする」ことと、手順がほぼ同じとなりました。これまでMicrosoftストアで配布しているアプリは、インストールの手間がかかって面倒な印象もありましたが、今後はスピーディーかつ安全に、役立つアプリと出会いやすくなりそうです。
Source: Rudy Huyn(X)
via: MSPowerUser