以前にアップルで最高デザイン責任者を務めたジョニー・アイブ(Jony Ive)氏が、OpenAIと共同で人工知能(AI)ハードウェアを開発していると、米ニューヨークタイムズ紙が報じています。
アイブ氏といえば、アップルで「iMac」「MacBook」「iPod」「iPhone」「iPad」などのプロジェクトに関わった伝説のデザイナー。2019年6月の退社後は、マーク・ニューソン(Marc Newson)氏と立ち上げたデザイン会社で活動しています。
今回の報道によれば、アイブ氏はOpenAIを率いるサム・アルトマン(Sam Altman)氏と共同で、AIハードウェアのプロジェクトに関わっているとのこと。アップルを設立した故スティーブ・ジョブズ氏の妻であるローレン・パウエル・ジョブズ氏が代表を務めるエマーソン・コレクティブ(Emerson Collective)も、資金を提供しているそうです。
このプロジェクトは、年末までに10億ドル(約1430億円※)を確保する可能性があるとのこと。計画はまだ初期段階にあり、従業員も10人しかいないと言います。AIハードウェアの詳細と発売時期は判明していません。
※1ドル=約143円で換算(2024年9月25日現在)
現時点では謎に包まれているこのプロジェクト。テック業界の著名人が手がけるプロジェクトだけに、私たちの生活に本当に役立つAI製品が登場することに期待です。
Source: The New York Times via MacRumors