人気ペットとしての地位を築いていたネコ。その勢いは近年さらに勢いを増していき、ネコカフェに始まりネコ付きマンションやネコ付きシェアオフィス、SNS上でもネコの画像を見ない日はないといって良いでしょう。
そこで本記事では、こたつでネコと一緒に丸くなりながら眺めたいオススメのネコ写真集をピックアップ。ネコを飼っている方はもちろん、飼っていない方も、眺めているだけで癒されるとっておきのラインナップです。
世にも美しい“101匹ネコちゃん”達
『世界の美しい猫101』
とにかくいろんな種類のネコを眺めたい、という方にはこちらの写真集。
単なるネコの図鑑というわけではなく、動物ポートレートの名手である写真家レイチェル・ヘイル・マッケナ氏による作品集でもあります。アメリカンショートヘアなどの短毛種から、ペルシャなどの長毛種など、様々な種類のネコ101種が紹介されています。
写真とあわせて、各種の特徴やネコに関する名言も掲載されています。ネコちゃん達を眺めるだけでなく読み物としても楽しめるため、延々と読みふけってしまうかもしれません。ハードカバー付き、フルカラー224ページという豪華版です。価格は3132円。
お洋服の袖からコンニチワ。いたずらっ子な「そでネコ」写真集
『そでねこ』
脱いだ服がゴソゴソ動いてる!? と思いきや、袖に入って遊ぶのが大好きなネコの仕業でした。狭くてあったかい洋服の袖がお気に入りのネコたちはいつしか「そでねこ」と呼ばれ、こちらの写真集では、そんな思わずほっこりする「そでねこ」が大集合! クリスマス、正月、十二支…シチュエーションに合わせた「そでねこ」が登場します。
無理やり入っているように見えますが、妙にしっくりと落ち着いている姿に「たのちいでちゅか〜?」と思わず赤ちゃん言葉で語りかけてしまいそうです。価格は1080円。
ちょっぴり切なくて、哀愁ある姿がクセになるネコ
『庭猫』
ネコとは家にいるペットだけではありません。野良には野良ならではの、気ままで孤独な生き様があるのです。
安彦幸枝さんの『庭猫』に捉えられているのは、毎日のように網戸に張り付き、ごはんをさいそくするけなげな庭のネコたちの姿。飼っているネコと庭に住み着いたネコたちの、ちょっと奇妙でせつない写真集。かわいい子ネコも良いけれど野良ネコの哀愁漂う表情がたまらない、という人にオススメ。価格は1512円。
八重洲ブックセンター本店にある喫茶「ティファニー」では、12月14日(月)から2016年1月17日(日)の期間限定で「庭猫」の写真展が開催中。イベントでは、書籍のほかに、マスキングテープ・缶バッジ・ポストカードを販売しています。
くりくりお目めの可愛すぎる名コンビに世界中がメロメロ
『フクとマリモ』
大阪のカフェ「HUKULOU COFFEE」の看板フクロウ“フク”のもとに、子ネコの“マリモ”がやってきたことから、とびきりキュートな二人組は生まれました。
初対面であっという間に仲良くなり、じゃれ合う二匹の写真はSNSから火がつき、可愛すぎると世界中から注目の的に。
そんな二匹の姿を写真集『飛び猫』で知られるカメラマン・五十嵐健太さんが撮り下ろした写真集。種を越えて育む友情に心癒される一冊です。1080円。
ネコ好きなら一冊は持っておきたい、ネコ写真集の決定版
『岩合光昭の世界ネコ歩き』
世界中どこを訪れても、その土地のネコから愛され「ネコ神様」と呼ばれる動物写真家・岩合光昭さんによる写真集。ネコも夢中になる(?)という人気番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」で撮影された209点を完全収録し、ヨーロッパからアジアまで、世界15地域を掲載しています。
岩合さんがネコたちに愛される所以は、ネコに敬意を払い同じ目線になるからといいます。ネコの目線で世界を巡る旅に出られる一冊、価格は1728円。
三角の耳にまん丸の目、丸い手足に柔らかい肉球に気まぐれな性格に……とネコの魅力は尽きません。可愛さだけで家に上がりこんで何千年といいますが、ネコには人を引きつけて止まない、不思議なチカラがあるようですね。
選りすぐりの写真を眺めつつ、そんな彼らにますます惚れ込んでしまいましょう。