孤独は他人に「伝染」する。米・名門大学の出した睡眠実験の結論

ink_pen 2018/9/18
  • X
  • Facebook
  • LINE
孤独は他人に「伝染」する。米・名門大学の出した睡眠実験の結論
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

日本人の2~3割は睡眠時間が不十分

では日本人の睡眠時間は十分なのでしょうか? 厚生労働省の「平成 29 年国民健康・栄養調査」によると、日本人の1日の平均睡眠時間は6~7時間の割合が男性35.0%、女性33.4%と最も高く、 6時間未満の人も男性は36.1%、女性は42.1%もいます。さらに「睡眠で休養がとれていない」と答えた人は30~40代に特に多く、全体の2~3割を占めています。

 

十分な睡眠が取れていないと、日中に眠気に襲われるだけでなく、集中力が欠けたり免疫機能が衰えたり、体にさまざまなリスクをもたらすことは周知のとおりです。それに加えて、社会的な人とのつながりにまで、ネガティブな影響をもたらしているとは驚きの結果ではないでしょうか?

 

本研究の上席著者であるカリフォルニア大学バークレー校のマシュー・ウォーカー教授は、今回の結果は睡眠を7~9時間取る人にとって良い知らせだと述べています。「一晩でも十分な睡眠を取れば、私たちはより社交的になり、自信を取り戻し、他人を引き付けることができるでしょう」

 

心身の健康を維持するためにも、やはり質のよい睡眠は確保できるようにしたいものですね。

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で