ポップコーンを「箸」で食べると「おいしくなる」という研究が。どういうこと?

ink_pen 2018/9/18
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ポップコーンを「箸」で食べると「おいしくなる」という研究が。どういうこと?
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

食べ物以外でも、やり方が違うと楽しみがアップ

さらに、この研究者たちは動画を使った検証実験も実施しています。被験者たちに2回、オートバイの臨場感あふれる動画を視聴してもらい、3回目については、同じように見るグループ、上下さかさまにした動画を見るグループ、親指と人差し指で丸をつくり手メガネで見るグループにわけて検証しました。すると、手メガネのグループが他に比べてずっと動画を楽しんでいて、動画をダウンロードしたいと回答したんです。上下さかさまで動画を見たグループはと言うと、普通とは異なる方法ですが、動画の中身がわかりにくかったため、「楽しい」という結果には結びつかなかったと考えられます。

 

これらの結果からわかるのは、物事のやり方を変えることで人が美味しさや楽しさを感じる度合いも変わるということ。食べ物に限らず、いつもの決まりきったやり方を変えると、そこに新しい楽しみが生まれるということです。

 

「いつも同じでつまらない」と思うようなことがあったら、その方法にひと工夫を加えてみませんか? 「なんだか楽しい!」と思わず感じてしまうかもしれませんよ。

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