エンタメ
2016/4/30 17:30

三谷幸喜のウマさが光るNHK大河ドラマ「真田丸」に学ぶ!

テレビが生む名言から人間の生き様を学ぶ、くすぶり系男子ライター福田フクスケの「魁(さきがけ)!! テレビ塾」。今回は、三谷幸喜・脚本で話題のNHK大河ドラマ「真田丸」から学んだ生き様を紹介します。

 

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【今回の課題番組】
「真田丸」
毎週日曜20:00~20:45 NHK総合

 

 

今年の大河ドラマ「真田丸」は、見た後にツイッターで感想を検索するのが楽しみなドラマだ。脚本の三谷幸喜は、伏線を積み重ねて後で効果的に回収するウェルメイドな作風で知られる。大河ドラマは史実というネタバレを避けられない宿命にあるが、三谷はそれを逆手にとり、「のちのちこの関係がああなるんだよな」「ここでこのセリフを言わせるのか」という布石を打つのが抜群にうまい。

 

その伏線を伏線だと教えてくれるのが、歴史好き、時代劇フリーク、時代考証マニア、俳優ファンたちのツイートだ。彼らが出来事の背景やセリフに込められた意味、配役の妙など、さまざまな角度から見所を解説してくれるおかげで、ドラマは何倍にも面白くなる。

 

個人的には、ひょうきんなトボケ役のイメージがある大泉 洋を、あえて実直でクソ真面目な真田信幸に配役した秀逸さに唸らされた。狡猾な父・昌幸(草刈正雄)と奔放な弟・信繁(堺 雅人)に翻弄されるそのさまは、「水曜どうでしょう」の数々の企画で騙されてきた彼の“いじられ役”としての真価を大いに見せつけてくれるのだ。

 

第3話で昌幸と信繁が信長に会いに行く際、昌幸は「わしらに何かあったときは、お前が真田を率いていくのじゃ。後は託したぞ、源三郎」と信幸を城に残す。この言葉が、のちに関ヶ原の戦で父弟と敵に分かれるときにきっと繰り返されるかと思うと胸アツだ。こういうところがニクいぜ、三谷幸喜!

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【今回の名言】
「私欲でございましたか……」
by真田信幸(大泉 洋)

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