Netflixが2019年に公開を予定するオリジナル実写映像作品のラインナップ発表会を開催しました。40代の筆者が個人的にとても気になる作品をピックアップしつつ、いつ頃にどんな作品が公開されるのか、発表内容をおさらいしてみましょう。新しいオリジナル作品も幅広いユーザー層に“ささりそう”なコンテンツがズラリと揃っていましたが、とても数が多いので、今回は筆者が個人的にオススメしたい作品を勝手にカテゴリーを分類してピックアップしてみましょう。
【家族で楽しめそうなアドベンチャー】
ストレンジャー・シングス 未知の世界3
制作総指揮をザ・ダッファー・ブラザースが手がける人気シリーズの第3弾。1980年代のアメリカを舞台に繰り広げられるスリリングなモンスターアドベンチャーで、80年代に子どもだった筆者も「グーニーズ」っぽくて好きです。あと、永遠のアイドルだったウィノナ・ライダーが出てるなら見るしかないでしょ。7月4日に全世界同時配信を予定しています。
Netflixが開催した記者会見には作品のキャストを代表して、俳優のケイレブ・マクラフリン、ノア・シュナップ、セイディー・シンク、ゲイテン・マタラッツォが登壇して、日本のファンに「シリーズを通して成長してきたキャラクターたちにぜひ注目してほしい」と口を揃えながらアピールしていました。
【女性による女性のための物語】
FOLLOWERS
自身も「Netflixの大ファン」であることを公言している蜷川実花監督のNetflix初作品。2020年に公開を予定するオリジナルドラマです。ダブルヒロインの人気写真家・リミ(中谷美紀)と、女優の卵・なつめ(池田エライザ)の人生が交錯しながら互いの運命を刺激し合うというストーリー。極彩色の使い手である蜷川監督の独特な映像の世界も見応えがありそうです。
Netflixの記者会見には蜷川監督と中谷美紀、池田エライザが揃って足を運び、間もなくクランクアップを迎える撮影現場の秘話などを語りました。「終わりまで見ていただいた方が、人と違う自分、自分の人生を胸を張って肯定できるような作品に仕上げたい。人生や出会いがテーマだけれど、ぜんぜん重い話じゃないので、ぜひ気軽に楽しく見てほしい」と蜷川監督がステージで語っていました。正直、男性の筆者が見るのはちょっと勇気がいる雰囲気の予告映像でしたが、大好きな中島美嘉が歌姫役で出てるらしいし、iPadにダウンロードしてこっそり見ようと思います。
それから、女性ファンが多そうなコンテンツといえば「あいのり:African Journey」も2019年秋に公開予定だそうです。今度は男性4人・女性3人のパーティーで「ラブワゴン」に乗ってアフリカ各国を旅しながら真実の愛を探すそうです。アフリカは北と南ではかなり気候が違うので、体調管理には気をつけてほしいですね。
【外国人にウケそうな和風テイスト作品】
深夜食堂:Tokyo Stories Season 2
テレビ放送からNetflixのオリジナルドラマへと引き継がれた、安倍夜郎のコミック原作のドラマ「深夜食堂」が、ドラマシリーズ第5弾に突入します。全10話の配信開始は2019年秋を予定。今回もマスター役はもちろん小林薫。海外からのスペシャルゲストに台湾の人気俳優ジョセフ・チャンも迎えるそうです。筆者の好きな多部未華子は登場するのでしょうか。楽しみです。
なんでもこの「深夜食堂」は海外でもリメイクされたり、世界でも人気に火がついているのだとか。知りませんでした。食堂の定番メニューである「豚汁」は、いくら和食が世界で認められたからとは言え、どちらかといえば日本人のソウルフードなので、世界のみなさんにちゃんと伝わるか不安ではありますが。きっと人気を博しているのはそこじゃなくて、このドラマ独特の和む雰囲気なんでしょうね。誇らしいかぎりです。
【40~50代男性必見】
全裸監督
俳優の山田孝之があのAV監督の村西とおるを“裸の体当たり”で演じる話題のドラマ。8月8日から配信がスタートする予定です。筆者も村西監督の作品については色々と思い入れがある方ですが、何よりあの村西とおるの生き様をどれぐらいきちんと真面目に描いた作品になるのか気になるところです。
アイリッシュマン
2019年秋に公開が予定されているNetflixオリジナル映画です。マーティン・スコセッシが、第二次大戦後のアメリカに実在したヒットマン、フランク“The Irishman”・シーランの半生を描くハードボイルドなマフィアもの。舞台設定も興味をそそりますが、何よりロバート・デニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシというコワモテ系キャストが豪華なことこの上ないです。きわめつけはハーヴェイ・カイテル。タランティーノ世代の筆者が心酔した「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」の名優がどんな演技を見せてくれるのか今から気になって仕方がありません。
このほかにも園子温監督の「愛なき森で叫べ」やスティーブン・ソダーバーグの「ザ・ランドロマット ーパナマ文書流出ー」など力のこもったNetflixオリジナル映画も封切りを控えています。Netflixのコンテンツを高画質に楽しめる4Kテレビも大変お手頃になってきたので、ぜひ超高画質の「プレミアムプラン」を契約してリッチに楽しんでみてはいかがでしょうか。