猫好きなら、猫を中心としたストーリーも大好物のはず。今回は小説、マンガ、エッセイをはじめ、猫ちゃんファンをうっとりさせる珠玉の1冊をご紹介します。前編とご一緒にお楽しみください!
<小説>
かのこちゃんとマドレーヌ夫人
万城目学/KADOKAWA
514円
小学1年生のかのこちゃんと外国語を話せるアカトラの猫マドレーヌ夫人、彼女の夫で年老いた柴犬・玄三郎が織りなす、ちょっと不思議で、静かな感動を呼ぶファンタジー小説です。
<その他>
国芳一門の猫絵図鑑
ねこのおもちゃ絵
長井裕子/小学館
1404円
猫好きでも知られる奇想の浮世絵師・歌川国芳と、弟子たちの作品を収録。擬人化された猫を通し、幕末~明治中期の子どもの遊びや人気の職業など、当時の風俗も見えてくる1冊です。
<コミック>
水木サンの猫
水木しげる/講談社
810円
大の猫好きとしても知られた水木しげるが描く、猫を主人公とした短編集。化け猫、猫又、猫に飼われた人間など、17作品が一気に楽しめます。これを読めば、猫娘のルーツもわかるかも!
<絵本>
さかな1ぴきなまのまま
佐野洋子/フレーベル館
1296円
「100万回生きたねこ」の作者による、 もうひとつの名作がこの本です。友だちを探しに旅に出た猫。旅の途中で出会った1匹のへび。本当の友だちについて考えるようになった猫はやがて……。
<その他>
猫
編・クラフト・エヴィング商會/中公文庫
596円
谷崎潤一郎、井伏鱒二、柳田國男、大佛次郎ら、猫に魅せられた往年の作家11人が綴る珠玉の猫随筆集。デザイナーユニット「クラフト・エ ヴィング商會」が監修、装丁を担当しています。
<絵本>
ねこざかな
作・絵・わたなべゆういち/フレーベル館
1058円
魚を食べようとした猫が、魚に食べられた!? 猫と魚が一緒になった、不思議で愉快な共同生活を描く人気 シリーズは、現在17冊まで発行されています。 着ぐるみのようなキャラも楽しいですね。
<エッセイ>
猫にかまけて
町田 康/講談社文庫
605円
気位の高いココアや人懐っこいゲンゾーなど、縁あって共に暮らした4匹の猫たち。彼らとの愛おしい日々と別れを、著者独特の語り口と写真で綴った、ベストセラーエッセイです。
<実用小説>
猫のおきて手帖
タカハシヒカル/扶桑社
1188円
猫が生きる術を猫が記した、猫のための手引書。交通マナーや飼い主の選び方、飼い猫としての心得など、猫の目線を通じた物語を読めば、猫がもっと好きになること間違いなしですね。
<絵本>
ねこのシジミ
和田 誠/ほるぷ出版
1620円
公園に捨てられていた子猫シジミと、それを拾ったしょうちゃん。彼らを取り巻く家族とのなにげない日々の暮らしを、人気イラストレーターがやわらかな銅板画で描いた話題作です。