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2022/7/17 20:30

ハロプロ期待の新グループOCHA NORMAサブリーダー広本瑠璃ちゃんの深い深い帽子愛に脱帽!!

個性的な魅力を放つグループを生み出し続けるハロー!プロジェクトから、7月、新たなグループがデビューする。10人組アイドルグループ、OCHA NORMA。6月15日にはアンジュルムの日本武道館公演オープニングアクトを担い、そのみずみずしくも力強いパフォーマンスで、百戦錬磨のハロヲタたちを唸らせた。今回は、帽子収集癖のあるサブリーダーの広本瑠璃(19)さんにインタビュー。撮影前、広本さんが持参した帽子をスタッフが並べると、角度が違ったらしく数ミリ単位を動かし自分で並べ直すなど、さっそく深い帽子愛を見せてくれたのだった。

 

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:有山千春)

●広本瑠璃(ヒロモト ルリ)/2003年6月18日広島県生まれ。趣味はヘアメイク、ダンス、アクロバット、バトントワリング。座右の銘は「最後まで諦めない」

 

【広本瑠璃さんの写真はコチラ】

一番似合うのはベレー帽

ーー2020年6月9日放送『ハロドリ。』(テレビ東京系)で、帽子をコレクションしていると紹介していました。ハットとキャップ、ベレー帽など、合計20アイテムもお持ちだとか。いつごろから集めているのでしょうか。

 

広本 一番最初の記憶は2歳です。母がかぶせてくれたオレンジ色のキャップを、いつでもどこでもかぶっていました。キャップ以外にも、ベレー帽やカンカン帽とか、ほんとうにいろいろ。その後も意図があって集めたのではなく、好きな帽子を買っているうちに、気づいたらすごい量になっていたんです。母も帽子好きで、買い物先で私に似合うと思ったものを買ってきてくれるのも、増えた原因ですね。

 

ーーお母様がおしゃれなんですね。

 

広本 可愛らしいテイストが好きみたいです。私自身はカジュアル派なんですが、可愛い服を着たいときは、母のパフスリーブを借りたりしています。

 

ーー今日はお気に入りの帽子をお持ちいただきました。まずチェック柄の帽子からうかがいたいです。

広本 これはお店で一目惚れしたんです。最初に母が、これと同じ柄のカチューシャを、私に「似合うんじゃない?」と持ってきてプレゼンし始めました。でも私は帽子に一目惚れしていたので、「それよりこっちはどう!? 似合う!?」とプレゼンし返して、母が根負けしました(笑)。

 

ーー仲良し母娘ですね! どんなコーデに合わせますか?

 

広本 落ち着いた大人っぽい、白やブラウンコーデのときに使います。

 

ーーピンク色のベレー帽は?

 

広本 これは、母が上京したときに買ってきてくれました。だから母の趣味が全面に出ているんですよね。コーデは、白や黒のチュニックやミニ丈のアイテムを着るときに、ワンポイントとして取り入れています。

 

ーーちなみに今日はどんな帽子をかぶってきましたか?

 

広本 今日はヘアメイクをする予定を見越して、髪も顔もナチュラルなままで、顔が隠れるくらいのバケットハットをかぶってきました。

 

ーーご自身に一番似合う形はなんだと思いますか?

 

広本 ベレー帽ですかねえ。だからとにかくたくさんあります。黒、白、赤、茶色、チェック、ホットピンク、パステル……。

 

ーー色とりどり! すべてお母様に買ってもらったものですか?

 

広本 そうですね。でもメジャーデビューが決まってからは、「自分で買い物をしてみたら?」と、暗に「ママから卒業してよ」と匂わされました(笑)。買い物は基本的に母と一緒で、帽子屋さんじゃなくて洋服屋さんで買っています。

 

ーー親離れを求められてるのですね(笑)。もう自分で買い物はしましたか?

 

広本 しました! 帽子じゃないのですが、デビューが決まってから5回ほど買い物に行き、自分で買ったのが2回。あとの3回は母です(笑)。でも今までは、5回中5回が母だったので……!

 

ーー徐々に、ですね(笑)。

 

広本 帽子も買いたいんですが、なかなかお気に入りに出会えないんですよねえ。母からは「めんどうくさい!」と言われちゃうんですが、どストライクを見つけるまで、朝から閉店までウィンドウショッピングして、次回に持ち越す……みたいなこともよくあります。最近は仕事の合間に一人で物色して、翌日に母を連れて行きます(笑)。

 

ーーそして最後に、アディダスのキャップは?

 

広本 私は広島アクターズスクール出身なんですが、当時結成していたグループのメンバーの子が、ハワイ旅行で買ってきてくれたお土産です。年下の可愛い妹のような子で、すごく仲が良かったんです。だからずっと大切にしたくて、最近ようやく、帽子をキレイに掛けられる専用ハンガーを見つけて買いました。それまではずっと、ワイヤーネットにフックをつけて掛けていたんです。

 

ーーとても物持ちがいいですね。今でもかぶっていることを、お友達は知っていますか?

 

広本 知らないと思います。知ったら、びっくりしつつ、嬉しいと思ってくれたらいいなあ。

 

アクターズスクールからハロプロオーディションに!

ーーアクターズスクールにはいつから通っていましたか?

 

広本 小学4年生から、ハロプロ研修生に加入する直前まで、です。きっかけは、それまでずっとバトントワリングをやっていたのですが、次の大会に向けての大技の練習中、怪我をしてしまったんです。バトンを投げてアクロバットするとき、真上に投げすぎて、アクロバットから起き上がった直後のわたしのおでこにゴンッ! となって、パカッとなってしまって。それで3針縫いました。

 

ーー大怪我をしてしまったんですね。

 

広本 それがトラウマになって、以降、バトンを投げることはできても取りに行くことができなくなってしまったんです。そんなときにコーチから「こういうダンススクールがあるよ」と薦められたのがアクターズスクールでした。

 

ーーそれから、アクターズスクールに所属しながらハロプロのオーディションを受けるようになるのですね。まず2015年に「2015アンジュルム新メンバーオーディション」を受けています。

 

広本 母が教えて、薦めてくれました。室田瑞希さんと勝田里奈さんが好きだったし、なんでも挑戦してみたいタイプなので、「受ける?」「うん!」と、すぐに飛び込みました。結果は2次まで進み落ちてしまい、悔しかったけど母が「まだまだあるよ」と言ってくれて、すぐに前向きになりました。

 

ーーオーディション用の練習もしていたのでしょうか。

 

広本 元々すっごいオンチなんです。家族でカラオケに行くと、いつも最初の音にはめることができなくて、みんなずっこけるのがお約束で(笑)、だからカラオケに付き合ってもらう回数を増やして、少しずつオンチ克服を頑張っていました。

 

ーー2017年には「ハロー!プロジェクト新メンバーオーディション」を受けています。

 

広本 シンプルに、歌って踊ることが好きになっていたので、自然と参加しました。このときも落ちましたが、同時期、スクール内のオーディションも落ちたり、調子が良くなかったんです。それもあって、落ち込む以前に考えることを放棄していましたね。

 

ーーなぜ調子が悪くなったのでしょう?

 

広本 やっぱり遊びが楽しい時期だったんだと思います。

 

ーーそして2019年に「モーニング娘。’19 LOVEオーディション」を受けていますね。

 

広本 このときは高校2年生で、アクターズスクールのことも、母から「やりたくないなら、やる気がないならやめなさい」と言われていた時期でした。だからこのオーディションも「これでダメだったら、きっぱりと、スクールもオーディションも辞めよう」という考えで参加したんです。

そしたら合宿審査まで行かせてもらい、落選しましたが同時に「ハロプロ研修生になりませんか」と連絡をいただいたので、落選の残念さよりも「加入できるんだ!」という喜びがすごく大きかったです。

 

ーーお母様はどんな反応でしたか?

 

広本 母は元々、私か姉のどちらかをアイドルにさせたかったようで、私の研修生加入について、すごく嬉しそうにしていました。

 

研修生時代は”妹たちのお姉さん”

ーー研修生としても生活はいかがでしたか?

 

広本 私はほかの同期研修生より年上で、周りの大人からいろんなことが「できて当たり前」と思われていたので、どうすればいいのかわからないときに「これを質問していいのかな……?」と、いろいろなことで悩んだ記憶があります。そういうときはいつも母に相談していました。

あと、広島在住で、レッスン日はいつも関西の同期研修生と一緒に新幹線で上京していたのですが、私が最初に座席を取って「何両目の何番を取ったよ」と伝えたら、みんながその周囲を取るというシステムで。”妹たちのお姉さん”な気分でしたね。

 

ーー結構責任重大ですね!

 

広本 そうなんですよ。私が取り忘れていると「瑠璃ちゃんどこ取ったの?」と催促の連絡が来て、しまった! すぐ取らなきゃ! って。最年少が小学6年生なので、高校生の私がしっかりしなきゃ! と思わざるを得ませんでした。

 

ーーレッスンはいかがでしたか?

 

広本 加入後すぐにコロナ禍になったので、リモートレッスンばかりで、対面レッスンができない状況でした。だから家でひとりで練習することのほうが多かったですね。指定曲だけじゃなくて、自分の好きな曲でダンスカバーしたり、楽しみながらやっていました。

 

ーーそのころにはオンチは克服していましたか?

 

広本 果たして直せたのかは不安ですが……家族からは「昔はすごかったけど、歌えるようになったよね」と言ってもらえるので、成長はしているのかなあ(笑)。だって、手がつけられないくらいオンチでしたから(笑)。アクターズスクール時代、あきらかに毎回歌の担当がほかの人より少なかったくらいですから。

 

ーー7月13日にシングル『恋のクラウチングスタート/お祭りデビューだぜ!』でデビューすることが決まったときの心境を教えてください。

 

広本 シンプルに、嬉しい! です。ほんとうに、今後が楽しみでいっぱいになりました! あと、デビューが確定してからは、研修生としての活動でも肩の力が抜けたというか、気持ちに余裕ができましたね。

 

ーー最後に、今後の目標を教えてください!

 

広本 メンバーが揃ったあとにふと気づいたのが、みんな出身地がバラバラなこと。だからみんなの地元でライブをしたいし、いろんな出身地のお客様に会いに行きたいですね。47都道府県をめぐるツアーをやってみたいです!

 

 

【INFORMATION】

OCHA NORMAメジャーデビューシングル
「恋のクラウチングスタート/お祭りデビューだぜ!」発売中!