いま、オトコの財布市場で、空前のミニ財布ブームが起きているのをご存知でしょうか。今回は、その人気の背景に迫りつつ、代表的なタイプごとに4つの記事に分け、それぞれの特徴とおすすめ最新モデルを紹介していきます。まだ長財布を使っている人、ご注目を。
本稿で紹介するのは「2つ折」。今回取り上げた4つのタイプのなかで、収納力と使いやすさのバランスが最も良いと言えるのが、伝統的な財布の形状であるこちら。
3つ折りタイプやファスナータイプと比べて構造がシンプルなため、ワンアクションでフルオープンにでき、紙幣やカードが取り出しやすいです。サイズ感については、スリムさに優れている一方で、面が大きくなってしまうという弱点も。それゆえ、コンパクトさを最優先にする場合は不向きでしょう。
【その1】オーストラリアブランドの極薄ウォレット
Bellroy(ベルロイ)
ノートスリーブウォレット
1万2204円(DKSHジャパン)
オーストラリア発ブランドのロングセラーモデル。使用するレザーの量を極限まで減らすことで驚きの薄さと軽さを実現しました。カードを10枚入れてもかさばらず、ポケットに入れてスマートに持ち歩けます。●サイズ:W90×H103×D10㎜
【その2】振るとカギ出る新発想の2in1仕様
ThinkAism(シンカイズム)
フルトキーデル
1万800円(ベアハウス)
財布とキーケースが一体化。貴重品をひとまとめにすることで忘れ物が減るうえ、すべての収納物を快適に出し入れできる考え抜かれた構造で人気を博しています。牛革製。●サイズ:W100×H98×D15㎜
【その3】重厚な馬革の内装をあえて左右対称に
Whitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)
ダービーコレクション ノートケース
3万240円(グリフィンインターナショナル)
肉厚で重厚感がありながらもしなやかな仏産のホースハイドレザーを使用し、英国で仕上げられたシリーズ。型崩れを防ぐため、内側のデザインを左右対称にしている点もポイントです。●サイズ:W100×H110×D20㎜
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文/井上泰佑 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/佐々木 誠