Googleが、「かこって検索」の新機能として「スクロールして翻訳(Scroll and Translate)」を限定的に展開していることが明らかになりました。

かこって検索は、Androidスマートフォンの画面上にあるものを丸で囲んでハイライトしたり、なぞったり、タップしたりして検索できる機能です。
全てのAndroid端末に提供されているわけではなく、GoogleのPixelシリーズやサムスンのGalaxyシリーズ向けに提供されています。
Android情報サイトのAndroid Authorityによると、スクロールして翻訳はGoogleアプリのベータ版を使っているPixelユーザー限定に配信されているとのこと。
具体的には、かこって検索のライブ翻訳を、ページのスクロールなど動的な画面にも適用できる機能です。
現状では専用のボタンはなく、かこって検索内の翻訳アイコンから「Scroll and Translate」を選択して利用します。
ただし、翻訳対象は画面全体に及び、部分的に選択することはできません。また、翻訳処理にはやや時間がかかり、テキストの重なり処理などで表示が不自然になる部分もあります。
それでも、ページ内に散在するテキストを1つずつ翻訳するよりは便利だと評価されています。
もちろん、ウェブページのURLをGoogle翻訳に直接貼り付けたほうがスムーズに翻訳できる場合もあります。
しかし、「アプリを切り替えず、その場ですぐ翻訳を確認したい」というニーズには十分応える機能になりそうです。
Source: Android Authority