Googleの最新フラッグシップスマートフォン「Pixel 10 Pro」が、バッテリー消耗テストにおいてiPhone 16 ProやGalaxy S25を上回ったと報告されています。

これまで、アップルのiPhoneはバッテリー容量が小さいながらも電力効率の高さで定評があり、サムスンのGalaxy Sシリーズは大容量バッテリーを搭載することで電池持ちの良さを誇ってきました。どちらも優秀とされてきましたが、今回のテストではPixel 10 Proが両者を凌駕する結果となっています。
YouTubeチャンネル「Lover of Tech」を運営するBen Aboagye氏による最新のバッテリー消耗テストでは、Pixel 10 ProがiPhone 16 ProとGalaxy S25を抑えてトップに立ちました。Aboagye氏によれば、この徹底したバッテリー消耗テストは、過去数年にわたる試行錯誤を経て可能な限り公平に設計されているとのことです。
テストは同一の英国キャリア接続、Wi-Fiオフ、画面輝度約200ニト、バッテリーセーバーオフといった条件で統一され、4K動画撮影、TikTok、Instagram Reels、YouTube再生、音楽再生、ゲームなどを連続して実施しました。
結果は以下のとおりです。
- iPhone 16 Pro:約6時間15分稼働
- Galaxy S25:約6時間20分稼働
- Pixel 10 Pro:約7時間1分稼働
Pixel 10 ProがiPhone 16 Proに46分の差をつけられたのは、大容量バッテリーだけでなく、Tensor G5チップがTSMCの3nmプロセスで製造されたことによる効率性や熱管理の改善が大きく寄与していると考えられます。
歴代のPixelシリーズは発熱も大きく、バッテリー持ちに優れるとは言えませんでした。しかし、Pixel 10シリーズ以降のモデルでは、多方面で改善が期待できそうです。
Source: Lover of Tech
via: 9to5Google