GoogleのPixelスマートフォンは、これまでサムスン製モデムを使用してきました。現行のPixel 10シリーズにもサムスン製の「Exynos 5400」モデムが搭載されています。

ところが、2026年に登場予定の次期モデル「Pixel 11」シリーズでは、MediaTekの最新5Gモデム「M90」に切り替わる可能性が高いと報じられています。
リーカーのMystic Leaks氏がメッセージアプリのTelegramで共有した情報によると、Google社内ではすでにM90モデムへの切り替えを検討・テスト中とのこと。
このM90は2025年2月のMWCで発表された新型5Gモデムで、最大12Gbpsの高速通信に対応するほか、デュアル5G SIMのデュアルアクティブ機能や衛星通信にも対応しています。
注目すべきは、M90がAIによる電力効率化を実現し、従来のMediaTek製モデムと比べて平均消費電力を約18%削減できるとされている点。
サムスンのExynosモデムは、5G通信時の発熱や急速なバッテリー消耗の要因とみられており、この情報が事実であれば、通信速度や電池持ちの大幅な改善が期待できそうです。
さらに、Pixel 11シリーズに搭載されるTensor G6チップは、台湾TSMCの第3世代3nmプロセス(N3P)または2nmプロセスで製造されると噂されています。
Pixel 10シリーズに採用されたTensor G5が第2世代3nmプロセス(N3E)で製造されていたことを踏まえると、性能や電力効率の面で大きな進化が見込まれます。
Source: 9to5Google