キヤノンは、家庭用インクジェットプリンター「PIXUS」シリーズの最新モデルとして、「XK510」「XK140」「TS8930」「TS7630」を発表しました。発売は10月23日を予定しており、キヤノンオンラインショップでの販売価格は下記のとおりです。
XK510 59,400円(税込)
XK140 41,250円(税込)
TS8930 37,950円(税込)
TS7630 23,650円(税込)
いずれの製品も優れた操作性と高画質、プリントスピードの速さによる高い生産性を実現。また、ラインアップの豊富さから趣味・仕事・学習に合わせてピッタリな製品を選ぶことができるとしています。加えて、XKシリーズは今年も低ランニングコストの「お得」さと、高機能・高性能の「納得」感による、「Wトク」を冠したモデルとなっています。
XK510は、HOME系PIXUSシリーズのフラッグシップにあたるモデルです。写真に適した染料インク5色と、顔料ブラックの合計6色で写真を高画質にプリントできます。特に染料インクには「フォトブルー」が含まれており、粒状感の少ない写真のプリントが可能とのこと。

また、前モデルの「XK500」までは搭載されていなかった「Switch UI」を新たに搭載しました。これにより、本体に搭載された4.3インチのディスプレイから、用途に応じて使いたい機能にアクセスしやすくなっています。このSwitch UIに、写真のプリントメニューが選びやすい「フォトUI」も統合されました。

プリントのコストはA4文書(カラー)で約4.2円、L判フチなしで約11.1円。またプリントスピードはモノクロが約15.0ipm、カラーが約10.0ipm、L判フチなしが約10秒となっています。
このほか、2.4/5GHzの周波数帯に接続できる「デュアルバンドWi-Fi」、2次元バーコードの認識率を向上させる新しいプリントモード「バーコードモード」を搭載するなど、多機能なモデルとなっています。

XK140は、低ランニングコストと高機能を実現したというモデル。デザイン性も特徴で、見る角度や光の当たり方によって見え方が変わる特殊塗料を使った「パールホワイト」のカラーを採用しています。


インクは染料4色と顔料ブラックの合計5色を搭載。写真は鮮やかで、文字はくっきりシャープにプリントできるとしています。
プリントのコストはA4文書(カラー)で約4.1円、L判フチなしで約10.0円。またプリントスピードはモノクロが約15.0ipm、カラーが約10.0ipm、L判フチなしが約16秒となっています。
4.3インチのディスプレイ、デュアルバンドWi-Fi、バーコードモードも搭載。使い勝手も上位モデルと同等といえそうな機能がそろっています。
TS8930はPIXUSシリーズの定番にして販売主力と位置付けられるモデル。染料と顔料の6色ハイブリッドインクによる高画質プリントと、4.3インチのディスプレイとSwitch UIが実現する優れた操作性を両立しています。

プリントのコストはA4文書(カラー)で約12.7円、L判フチなしで約22.9円。またプリントスピードはモノクロが約15.0ipm、カラーが約10.0ipm、L判フチなしが約10秒です。
TS7630は基本機能を充実させたうえにコストパフォーマンスも高めたというモデル。染料と顔料の5色ハイブリッドインクを搭載しています。ディスプレイは2.3インチとほかのモデルに比べて小さいですが、Switch UIを採用しているので操作性は十分といえそうです。

プリントのコストはA4文書(カラー)で約12.4円、L判フチなしで約22.2円。またプリントスピードはモノクロが約15.0ipm、カラーが約10.0ipm、L判フチなしが約16秒です。
保証、サポート、コンテンツがそろったトータルサービスも展開
新製品にあわせて新たに、プリンターと連携するトータルサービス「MyPrint With」の提供も発表しました。サービスに登録して純正の消耗品を使うことで、保証期間が1年延長され、合計で2年の間はメーカーの無償保証を受けられます。

また、スマホアプリの「Canon PRINT」にチャットボットが追加され、24時間製品に関する問い合わせや検索が可能になります。加えて、高機能スキャンもできるようになり、高圧縮なPDFやテキスト検索できるサーチャブルPDFを作成できます。
さらに、2026年以降のサービス拡充を予定しているそうで、限定コンテンツのほかにAIによるチャットボット対応、スマートなサポートなども追加されるとのこと。
新製品は、豊富なラインアップ、高画質、優れた操作性、さらにプリントコストを含む低ランニングコストと、シリーズ全体で製品が着実に進化していることを感じさせます。今後はAIとの連携もありそうなトータルサービスも始まり、プリンターを使った新たな体験も期待できそうです。
