先週末から、Pixel 10シリーズの一部ユーザーから「アプリがランダムにクラッシュする」という報告が相次いでいました。この問題について、Googleがサーバー側の修正によっておよそ24時間以内に解決したと報じられています。

問題が発生した直後は、時間の経過とともに症状が悪化し、唯一の対処法は「最新のGoogle Playサービス更新をアンインストールする」ことだけでした。
しかし、この方法ではGoogleアカウントからログアウトされるなどの不便があり、とくにGoogleパスワードマネージャーなどを利用しているユーザーには大きな影響が出ていました。
Google社内ではこの問題を「インシデント」として最優先で扱い、複数のチームが連携して原因究明と修正にあたったとのこと。また、多くのPixelユーザーに影響を与え、体験を著しく損なったことを踏まえ、今後は原因調査を含む社内レビューも実施する予定とされています。
このバグの影響はPixel 10シリーズに限定されており、他のPixel端末や一般的なAndroidデバイスには広がらなかったため、大規模な混乱には至らなかったようです。
なお、まだ問題が続いているユーザーには、端末の再起動とGoogle Playサービスの最新バージョンへのアップデートが推奨されています。
こうしたPixelの不具合は今回が初めてではなく、2021年と2023年にも同様の問題が発生していました。再発を防ぐためにも、より徹底した検証と対策が求められそうです。
Source: Android Police