次期「Galaxy S26 Edge」の開発中止? サムスン超薄型モデルの誤算

ink_pen 2025/10/21
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次期「Galaxy S26 Edge」の開発中止? サムスン超薄型モデルの誤算
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

ここ最近、サムスンが次期フラッグシップ機「Galaxy S26」シリーズで、大型の標準モデル「Plus(+)」を廃止し、超薄型の後継モデル「Galaxy S26 Edge」に置き換えると噂されてきました。

↑次期「Galaxy S26」シリーズの戦略変更!(画像提供/サムスン)

ところが、同社がこの方針を断念し、Galaxy S26 Edgeの開発を中止してS26+を復活させると報じられています。

この情報は、サムスンの未発表製品に詳しいSammobileが独自の情報源に基づいて伝えたもので、韓国メディアのNewspimも同様の内容を報じています。

その理由は「Galaxy S25 Edge」の販売不振。発売から1か月間の販売台数は約19万台と、S25(117万台)、S25+(84万台)、S25 Ultra(255万台)と比べて大きく下回ったとされています。

このような現状を受けて、Galaxy S26+が復活し、シリーズは従来通り「標準モデル」「Plus」「Ultra」の3モデル構成に戻る見通しです。

Newspimによると、社内ではラインナップの急な変更による混乱もあり、1月の新製品発表に向けて調整が難航しているといいます。

今後は薄さよりも性能やバッテリー容量を重視する「プレミアム戦略」を強化する方針のようです。

もともとS25 Edgeは、アップルの超薄型モデル「iPhone Air」に対抗して投入されたと噂されていましたが、そのiPhone Airも販売不振で減産が報じられています。

どうやら「薄さ」へのニーズは、思われていたほど大きくはなかったようです。

Source: Sammobile, Newspim

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