サムスン、XRヘッドセット「Galaxy XR」を発表! Vision Proより安くて軽い

ink_pen 2025/10/23
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サムスン、XRヘッドセット「Galaxy XR」を発表! Vision Proより安くて軽い
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

サムスンがXRヘッドセット「Galaxy XR」を正式に発表しました。価格は米国で1799.99ドル(約27万4000円※)、専用コントローラーは別売で249.99ドル(約3万8000円)となっています。現在は米国と韓国で販売中ですが、日本を含む他地域での発売時期は未定です。

※1ドル=約152円で換算(2025年10月23日現在)

↑ヘッドセット普及の起爆剤になるか?(画像提供/サムスン)

本製品は、2024年12月に「Project Moohan」として初めて披露されていましたが、今回の発表でその全貌がついに明らかになりました。

Galaxy XRは、Googleおよびクアルコムとの共同開発によるもので、Googleの新OS「Android XR」を搭載しています。AIアシスタント「Gemini」を中心に、ハンドジェスチャー、視線トラッキング、音声入力など多彩なインターフェースを利用できます。

アプリ面では、Googleマップの3D表示機能「Immersive View」や「かこって検索」に対応し、街並みの探索や建物情報をリアルタイムで取得可能。また、YouTubeの180度・360度VRコンテンツ再生や、Google TVによる仮想シアター体験、主要な動画ストリーミングアプリにも対応しています。

さらに、ゲームプレイ中にはGeminiがリアルタイムでコーチングやヒントを提供する機能も備えています。

本体は主にプラスチック素材を使用しており、重量は545g(ライトシールドや外部バッテリーを除く)と比較的軽量。装着時の快適さを重視して設計されています(参考までにApple Vision Pro〔59万9880円〜〕は約750〜800g、Meta Quest 3〔8万1400円〕は約515g)。

内部にはSnapdragon XR2+ Gen 2プロセッサ、16GB RAM、256GBストレージを搭載。ディスプレイは4K解像度(3552×3840)のMicro-OLEDで、72Hz標準(最大90Hz)のリフレッシュレートと109度の水平視野角を実現しています。

カメラは、パススルー用の高解像度カメラ2基、外向きトラッキング用6基、視線トラッキング用4基を備え、3D写真や動画の撮影も可能。虹彩認証によるセキュリティ機能も搭載されており、バッテリーは連続使用で約2時間、動画視聴では約2.5時間持続し、充電しながらの使用もできます。

2025年内に購入したユーザーには、Google AI ProやYouTube Premiumなどを含む総額1000ドル以上の特典パッケージ「Explorer Pack」が提供されます。

価格だけを見れば高価な部類に入りますが、スペックや機能を考慮すれば非常にコストパフォーマンスに優れており、日本での発売にも大きな期待が寄せられます。

Source: Samsung

via: 9to5Google

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