改正された電波法施行規則によって、国内でWi-Fi 7の利用が解禁されてから2年が経ちました。対応の無線LANルーターも徐々に増えており、手に取りやすい価格の製品も登場しています。
そこで今回は、Amazonで販売されているWi-Fi 7対応無線LANルーターの中から、1万円台で購入できる製品をピックアップしました。引越しや新生活のスタート、あるいは古いルーターを買い替えたいと思っている人は参考にしてみてください。
最新規格に対応したスタンダードなバッファローの「WSR3600BE4P」
「WSR3600BE4P」は、バッファローのデュアルバンドWi-Fiルーターとしてはスタンダードクラスに位置付けられる製品です。5GHzと2.4GHzの、2つの周波数帯を利用できます。また、WANポートは最大1Gbpsに対応しています。

本体には、5GHz帯向けに3本のアンテナを搭載。接続する端末に対して電波を効果的に伝送できるため、離れた距離での通信でも高速かつ安定させられるとのこと。通信速度は、5GHz帯が最大2882Mbps(理論値)、2.4GHzが最大688Mbps(理論値)です。
5GHz帯と2.4GHz帯に同時接続が可能なWi-Fi 7の機能「MLO(Multi-Link Operation)」にも対応。これにより、端末側が対応していれば、通信速度が向上します。さらに、2つの帯域を自動で切り替える「2バンド切替モード」も用意し、電波干渉が発生した際や移動しながら通信する際に待機中の周波数帯に切り替えることで、通信の遅延や切断を起こりにくくしています。
このほか、無線LANルーターの親機と子機をつなぐことで家中にWi-Fiネットワークを構築できる「Wi-Fi EasyMesh」にも対応しています。
2.5Gbps対応WANポートと高速な通信速度が特徴のエレコム「WRC-W702」
エレコムの「WRC-W702」は、1Gbps超えの高速通信サービスを活用できる無線LANルーター。大きな特徴は、有線のWANポートが最大2.5Gbpsに対応していることです。周波数帯域は5GHz帯と2.4GHz帯に対応し、通信速度は5GHz帯が最大5764Mbps(理論値)、2.4GHzが最大688Mbps(理論値)を実現しています。

内蔵のアンテナは5GHz帯向けが5本と、WSR3600BE4Pよりも多くなっているのも見逃せません。また、2つの帯域に同時接続できるMLO(Multi-Link Operation)にももちろん対応。Wi-Fi 7による高速かつ安定的な通信が可能です。
さらに、家中にWi-Fiネットワークを構築できるWi-Fi EasyMeshにも対応しています。
独自機能として、屋外を含む母屋と離れの敷地内をカバーして安定した通信を実現する「離れ家モード2」や、子どもがインターネットを使いすぎるのを防止する「こどもネットタイマー3」なども搭載しています。
有線接続も高速なティーピーリンク「Archer BE260」
ティーピーリンクの「Archer BE260」は、2025年12月に発売されたばかりの新製品です。最大2.5Gbpsに対応しているWANポートに加え、2.5Gbps対応のLANポートも搭載し、ご家庭で契約している回線が高速なほど恩恵が受けられます。

周波数帯域はArcher BE260も5GHz帯と2.4GHz帯に対応。通信速度は5GHz帯が最大4324Mbps(理論値)、2.4GHzが最大688Mbps(理論値)です。また、MLO(Multi-Link Operation)といったWi-Fi 7ならではの機能も搭載。このほか、内蔵のアンテナは3本、Wi-Fi EasyMeshに対応といった仕様をそなえています。
もうひとつ特徴的なのは、ティーピーリンクのセキュリティソフト「TP-Link HomeShield」を標準で搭載していること。無線LANルーターのセキュリティスキャンをしたり、子ども向けにコンテンツフィルター機能を利用できたりします。有料のサブスクリプションサービスに登録すると、より細かい機能も使えるようになります。
基本性能は十分で、デザインにも力を入れたアイ・オー・データ機器「WN-7D36QR」
「WN-7D36QR」はアイ・オー・データ機器のなかではスタンダードモデルに位置する製品。WANポートは2.5Gbps対応、周波数帯域は5GHzと2.4GHz、MLO(Multi-Link Operation)に対応と、これまで挙げてきた製品で紹介した特徴をしっかりそろえています。

通信速度は5GHz帯が最大2882Mbps(理論値)、2.4GHzが最大688Mbps(理論値)。アンテナは2本が5GHz帯向けとなっています。
デザインにも力を入れており、機械的な印象をなくすために通気穴を見せないようにしたり、シンプルな形状にしたりすることで、部屋の中心に置いても違和感のないデザインを目指したといいます。
ほかにも、Wi-Fi EasyMeshへの対応や、付属のLANケーブルをインターネットにさせば初期設定不要でインターネットにつながるなど、十分な使い勝手をそなえています。
スマートホーム構築に適した機能やスマホとの接続に強いシャオミ「Xiaomi メッシュシステム BE3600 Pro」
あまり無線LANルーターのイメージがないシャオミですが、「Xiaomi メッシュシステム BE3600 Pro」は2025年3月に発売された製品です。これまで取り上げた製品と同じく、2.5Gbps対応のWANポート、5GHzと2.4GHzのデュアルバンド、MLO(Multi-Link Operation)対応といった仕様をそなえています。

通信速度は5GHz帯が最大2882Mbps(理論値)、2.4GHzが最大688Mbps(理論値)。内蔵アンテナは合計で4本となっています。
ほかにはない特徴として、Bluetooth経由で複数のデバイス間通信が可能な「Bluetooth Mesh」の機能を搭載していることが挙げられます。これにより、最大で256台のデバイスをWi-Fi経由で、最大300台のデバイスをBluetooth経由で同時接続でき、スマートホームシステムの構築に向いています。
このほか、NFCを利用してスマホから素早くネットワークに接続できたり、シャオミ製のスマホは通信を優先させたりといったことが可能です。
1万円台でWi-Fi 7対応の無線LANルーターとなると、できることに大きな差はないものの、通信速度や内蔵アンテナの数など、細かいスペックで差が生じることがわかります。また、独自機能や力を入れている部分で違いが表れるので、製品を選ぶ際にはそうしたポイントを押さえると選びやすいでしょう。
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