メモリ高騰で回避不能! 米レノボ、3月に法人向けPC・タブレットなどの一部を値上げへ

ink_pen 2026/2/26
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メモリ高騰で回避不能! 米レノボ、3月に法人向けPC・タブレットなどの一部を値上げへ
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

レノボは2026年3月初旬、米国においてPCやタブレット、モバイルデバイス製品の一部を値上げする予定であることが判明。パートナー企業に対して早めの注文を促しているようです。

↑米では値上げが不可避な状況に(画像提供/Back2Gaming/Unsplash)。

この情報の出所は、ITチャネル(流通)業界のニュース・分析を専門とするメディアのCRN。レノボの北米チャネル責任者が2月2日にパートナー企業側へ送った書簡に基づいた情報です。

それによれば、同社はディストリビューター経由の注文を2月25日まで、レノボ直接の受注分を2月28日までに完了させるよう推奨しているとのこと。

さらに、CRNの独占インタビューにおいて、レノボの北米社長・Ryan McCurdy氏は「回避する方法はない」と述べ、世界的なメモリ不足(DRAMおよびNANDの高騰)により、価格を「どうしても調整し続けなければならなかった」と付け加えています。

ここ数か月、AIデータセンター需要によるメモリの不足と価格高騰は、レノボのようなPC業界最大手でさえ対応を迫られる前例のない事態を招いており、消費者向けハイテク市場にとっても激動の時期となっています。

こうした状況下で、レノボがパートナー企業に対して進行中の状況を随時連絡し、混乱を防ごうとしている姿勢はプラスの側面と言えるでしょう。

ただし、同社は2026年3月31日までに出荷されない注文については、市場環境の変化に応じて価格が改定される可能性があることも伝えています。パートナー各社は明確なタイムラインを提示された点は評価する一方、「出荷遅延による価格変更の余地(抜け道)がある」との指摘も上がっています。

今回の動きは主に法人向けPCに関するものであり、個人向けのゲーミングPCなどは対象外となる可能性が高いとみられます。しかし、消費者向け製品の価格がいつ引き上げられても不思議ではない状況にあるため、購入を検討されている方は早めの決断が推奨されそうです。


Source: CRN

Via: TweakTown

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