米Googleが、フィットネス市場のさらなる開拓に向けて、画面のない新型の「Fitbitバンド」を開発していることが明らかになりました。

複数の海外メディアの報道によると、GoogleはNBAのスター選手であるステフィン・カリー氏と提携して新製品の開発を進めています。カリー氏自身もソーシャルメディアで、この新しいFitbitバンドの存在をティザー公開し、「これで健康管理が新しくなる」と語り、大きな注目を集めています。
この新型デバイスの最大の特徴は画面が搭載されていない点です。グレーのニット素材を採用し、裏地に鮮やかなオレンジ色を配したスポーティなデザインとなっており、プロアスリート層から高い支持を得ている画面なしのフィットネスバンド「Whoop」を強く意識したものとみられています。
提供形態についても興味深い点が報じられています。ハードウェア代金が無料で高額な月額課金に依存するWhoopのビジネスモデルとは異なり、Googleはデバイス本体を買い切り(一括購入)とし、基本機能は無料で提供したうえで、より高度な分析機能のみを有料のサブスクリプションサービスとして提供する計画のようです。
本製品の要となるのが、画面がない代わりにFitbitアプリ側に搭載されるAIパーソナルヘルスコーチとの強力な連携です。ユーザーはAIに対して「30分間でできるワークアウトメニューを作成して」「なぜ今朝は疲れが取れていないの?」といった具体的な相談ができるほか、有酸素運動の負荷が睡眠の質に与える影響などを詳細に追跡・分析することが可能になります。このAIコーチは、ユーザーの生体データを継続的に学習することで、使えば使うほど個人の体質や習慣に最適化されていく仕組みです。
これまでWhoopが確固たる地位を築いてきた本格的なアスリート向けウェアラブル市場に対し、AI技術の強みとトップアスリートの影響力を武器にGoogleがどのような勝負を挑むのか、今後の動向に期待が高まります。
Source: Digital Trends