Operaブラウザー、まもなくサイドバーにAIツールを組み込み。ワンタッチでページを要約できる!

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ink_pen 2023/2/14
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Operaブラウザー、まもなくサイドバーにAIツールを組み込み。ワンタッチでページを要約できる!
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

ウェブブラウザーのOperaは、人気のAIチャットボット「ChatGPT」をサイドバーに組み込むことを発表しました。

↑Operaも「ChatGPT」採用へ

 

この機能は、ウェブページや記事のかんたんな要約をワンタッチで表示できるというもの。アドレスバーの右側にある「shorten(短縮)」ボタンをクリックすると、左側からChatGPTと題されたサイドバーが飛び出し、読んでいる内容を箇条書きで要約してくれるデモ動画が公開されています。

 

こうしたOperaの動きは数日前、マイクロソフトがBing検索エンジンやウェブブラウザーEdgeにAIチャット機能を統合すると発表したことに続くものです。Bingでは質問文を入れると注釈付きで回答してもらえるAIチャット機能がつき、Edgeではウェブページや記事を要約したり、SNSへの投稿を自動作成できる「AIコパイロット(副操縦士)」が搭載される予定です

 

かたやGoogleもAIチャットボット「Bard」を発表したものの、まだユーザーが試用できる状態には至っていません。

 

Operaの戦略パートナーシップとAIエコシステム責任者のPer Wetterdal氏は「たとえばGoogle Bardのようなソリューションの開発者プログラムが急速に展開され、少し前までは実現不可能と思われたウェブブラウジングの新たな体験が構築・展開され始めていることに興奮しています」と述べています。ビッグウェーブに乗り遅れるな、といったところでしょう。

 

もっとも、まだAIまとめ機能は誰もが使えるわけではなく、Opera公式には「ごく近いうちにブラウザでローンチされます」と述べられています。他にもブラウジング体験を「増強」するAI搭載にも取り組んでおり「人気のAI生成コンテンツサービスをサイドバーに追加する」と予告されていますが、まだ詳しくは不明です。

 

OpenAIがAIチャットボットChatGPTを初公開したのは昨年11月のことですが、わずか数か月でマイクロソフトやGoogle、Operaなど大手ウェブブラウザー各社がこぞって採用する大ブームとなっています。今後は各社が競い合い、よりAIチャットボットが使いやすくなると期待したいところです。

 

Source:The Verge

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