無念! マイクロLED版Apple Watchはキャンセルか。Bloombergが報じる

ink_pen 2024/3/25
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無念! マイクロLED版Apple Watchはキャンセルか。Bloombergが報じる
塚本直樹
つかもとなおき
塚本直樹

IT・宇宙ジャーナリスト/フード系YouTube「侍飯」/NGO団体「ミャンマーキッズプロジェクト」 x.com/@tsukamoto_naoki

Apple(アップル)がマイクロLEDディスプレイを搭載した「Apple Watch」の開発を中止したとの情報を、Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。

↑Appleより

 

マイクロLEDとは、微細なLEDをディスプレイの画素として利用する方式で、色再現性やコントラスト、輝度の向上が期待できます。Apple Watchでは「次期Apple Watch Ultra」などでマイクロLEDディスプレイの搭載が噂されていましたが、近日ではその計画のキャンセル複数筋から報告されていました。

 

BloombergのMark Gurman(マーク・ガーマン)記者によれば、AppleはマイクロLEDディスプレイの開発に数十億ドルを投資し、まずApple Watch UltraにマイクロLEDディスプレイを搭載する計画だったとのこと。しかしマイクロLEDディスプレイは高価かつ複雑過ぎたため、Appleは自社開発プロジェクトを中止。開発チームを再編成し、従業員の解雇も実施しているというのです。

 

マイクロLEDディスプレイはApple Watchを皮切りに、将来のiPhoneやヘッドセット「Apple Vision Pro」、開発中止が報じられた電気自動車「Apple Car」への搭載もされていました。しかしマイクロLED版Apple Watchの開発が中止されたことで、これらの計画も不透明となっています。AppleはiPadなどで有機ELディスプレイへの切り替えを予定していると噂されており、次世代ディスプレイ技術の採用はその後となるのかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

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