アップル幹部、MacBookベースモデルのRAMは「8GBで十分」と擁護

ink_pen 2024/4/15
  • X
  • Facebook
  • LINE
アップル幹部、MacBookベースモデルのRAMは「8GBで十分」と擁護
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

最近のMacBookは優れたAppleシリコン(独自開発チップ)を搭載していますが、それだけにベースモデルのRAMが8GBしかないことに不満の声が少なからず上がっています。

↑必要なRAMの容量は使い方次第

 

この件についてアップル幹部がコメントし、MacのRAMは8GBで十分との趣旨を述べています。

 

台湾メディアのIT Homeの取材に対して、アップルの製品マーケティング担当幹部Evan Buyze氏は、8GBのRAMを搭載したMacを支持すると語りました。

 

すなわち8GBのRAMは、ほとんどのユーザーがMac上で行うタスクに適しているとのこと。その例としてウェブの閲覧やメディア再生、軽い写真・ビデオ編集、カジュアルなゲームなどを挙げていますげ。

 

さらにハードウェア・エンジニアリング担当副社長のKate Bergeron氏は、Appleシリコンのユニファイドメモリ構造のおかげで、Macはチップに内蔵されたハードウェアをフル活用できると自画自賛しています。

 

ユニファイドメモリとは、CPUとGPUとRAMを一つのチップに統合したシステムのこと。CPUとGPUが同じRAMを使うことで、別にグラフィックメモリを用意する必要がなく、効率よく性能が引き出されるというわけです。

 

昨年、別のアップル幹部も同じ趣旨を主張しつつ「M3 MacBook Proの8GBは、他社の16GBに匹敵する」と述べていました

 

このインタビューは最近発売されたM3 MacBook Airに焦点を当てているため、一部は真実と言えます。実際、RAMが8GBあれば、ウェブを見たり動画を再生する程度では、何も困ることはないはず。

 

しかし、Macをビデオ編集やプログラミングに使ったり、あるいは重めのゲームを遊ぶ場合は、不自由に感じることが少なからずあるかもしれません。

 

いろんな用途に使いたければ、買う際にRAM 16GBにアップグレードしておくほうが無難でしょう。とはいえ、そのために追加で3万円を支払うことになるため、悩ましいところです。

 

Source: IT Home
via: 9to5Mac

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で