ゲーム&ホビー
2016/6/16 13:30

【物欲爆発】大人も夢中にする最新おもちゃが集結した「東京おもちゃショー2016」まとめ

6月9日~12日の4日間、東京ビッグサイトにて「東京おもちゃショー2016」が開催されました。いまやおもちゃは子どもが遊ぶだけでなく、大人が楽しんだり、家族揃って遊んだりするもの。少子化の時代においても、その市場はますます拡大しています。

 

おもちゃ市場は、2015年度は前年比99.0%と前年割れでしたが、その前年の2014年は「妖怪ウォッチ」や「アナと雪の女王」のヒットによる恩恵もあり過去10年で最高の売り上げを記録していました。絶好調だった前年とほぼ変わらない数値をだったことからも、おもちゃ業界が好調だということがわかります。

 

2015年度のおもちゃ市場において、前年より大きく伸びた分野はハイテク系トレンドトイが131.8%、男児玩具が116.7%、トレーディングカードゲーム110.5%となっています。今年のおもちゃショーでも、VRやスマホ連携などハイテクおもちゃが目立っていました。さらに細分化した分類で調べると、レゴなどのブロック類が130.8%と相変わらずの人気を誇っています。

 

↑人気コンテンツである「妖怪ウォッチ」は、妖怪メダル以外にも弁当箱や絆創膏など多彩なジャンルの商品が発売されています

 

IT業界やゲーム業界では今年は“VR元年”という触れ込みですが、おもちゃ業界にもその波はきているようでした。

↑VRにはおもちゃ業界も注目。画像はメガハウスの「BOTSNEW VR」

 

また、親となった世代が楽しんでいたおもちゃの復刻も数多く登場。自分が小さいころに遊んだおもちゃを、子どもと一緒に楽しめます。

↑もはやおもちゃの領域を超えた完成度。画像はホットトイズジャパンの「ムービー・マスターピース」シリーズ。中央のダース・ベイダーのフィギュアは、価格が税込38000円

 

アクアリウムやプラネタリウムなど癒し系おもちゃが並んだセガトイズブース

まずはセガトイズの「ART AQUARIUM」(8月11日発売予定/¥4800(税抜))。毎年夏に東京・日本橋を含む各地で開催されている「アートアクアリウム展」で展示しているアートアクアリウムプリズリウムを小型化。光と18面体の水槽のプリズム効果、金魚の動きなど、飽きずに見ていられる動きに癒やされます。

↑手のひらサイズなので、寝室などに置くことも可能です

 

↑アート作品のART AQUARIUM。周りにセガトイズ版の「ART AQUARIUM」が飾られていました
↑アート作品のART AQUARIUM。周りにセガトイズ版の「ART AQUARIUM」が飾られていました

 

↑セガトイズの癒やし玩具と言えばプラネタリウムが楽しめる「ホームスター」。ディズニーキャラクターHOME STAR AQUA(6月発売予定/税抜4800円)

 

VRやペンタブなどおもちゃの枠を超えたハイテク製品のメガハウスブース

メガハウスの「おえかきアーティスト」(7月上旬発売予定/税抜2万円)は、いわゆる磁石と砂鉄で絵が描けるお絵描きボードの進化版。遊んだ感覚はお絵描きボードですが、中身はペンタブという感じ。描いた絵に色をつけたり、背景と組み合わせて動かせたり、描いた絵を保存できたりとハイテクおもちゃになっています。

↑最初はお絵描きボードっぽい感じの仕上がりに。これから色を付けて背景を選んで、書いた絵を動かします

 

↑完成したらこんな感じ。実際は顔イラストが海の中を泳いでいます

 

さらにメガハウスではVRゴーグル「BOTSNEW VR」(8月下旬発売予定/税抜9250円)にも注目。スマホを使った簡易VRゴーグルながら、専用のボッツニューコントローラーを使うことで、カメラがプッシュ、スワイプ、ピンチなどを認識。ボッツニューコントローラーを身振り手振りをするだけで、操作できてしまいます。

↑手にしたボッツニューコントローラーをVRゴーグルが感知します

 

デモでは、迫り来るゾンビを倒すガンシューティングタイプのゲームを体験。ボッツニューコントローラーをゾンビに合わせるだけで銃が撃てます。画面から外せばリロードするなど、操作はとても簡単でした。

 

スマホ連携プラレールや大人のためのリカちゃんなどバラエティに富んだタカラトミーブース

次はブースの大きさが最大規模だったタカラトミー。プラレールの最新作「ダブルカメラドクターイエロー」(10月下旬発売予定/税抜1万2000円)。スマートフォンの専用アプリと連動し、運転速度を変えたり、バックしたり、自在に電車を操縦することが可能です。さらに車両には2台のカメラが設置しており、運転士目線の映像と客目線の車窓風景をスマホの画面で楽しめます。撮影した映像は録画でき、あとからテレビやPCの大画面で視聴することも可能。

↑見た目は普通のプラレール。しかし2台の車載カメラを搭載し、運転もスマートフォンから行えます

 

↑運転席側からの画面。プラレールの線路などが大迫力で楽しめます
↑運転席からの映像。画面上のレバーで加速や停車などの操作ができます

 

同じくタカラトミーで人気を集めていたのが、スマホに載せるだけでコミュニケーションが楽しめる「スマポン」(7月発売予定/税抜1500円)。専用アプリをインストールし、アプリを起動したスマートフォンにスマポンを載せるだけで、スマポンがいろいろな表情を見せ、コミュニケーションがとれます。実体があるぶん、2次元のキャラクターよりも一層愛着が持てますね。

↑専用アプリを起動させ、スマホに載せるだけで楽しめる「スマポン」

 

さらにタカラトミーの女子向け玩具として外せないのがリカちゃん。大人の女性に向けたスタイリッシュドールコレクションがまさにゴージャスでした。

↑ファッション誌のようなオシャレな服を着たリカちゃん
↑まるでファッション誌のようにオシャレな服を着てポーズを決めるリカちゃん。中央はスタイリッシュドールコレクション ブラックショコラドレス スタイル(発売中/税抜1万2000円)

 

こちらは、グループ企業であるタカラトミーアーツの「バンチ オ バルーン」(発売中/税抜1380円)です。なんと、100個の水風船を約60秒で作れてしまうという画期的な商品。完成した水風船は自動的に栓も締めてくれるので、まったく手間いらずで出来てしまいます。

↑水道の蛇口に取り付けるだけで、水風船が一度に100個つくれてしまいます

 

↑立体的になって、楽しさ倍増の流しそうめんマシン「そうめんスライダー」(6月発売予定/税抜6980円)

 

再ブレイク中のたまごっちが登場したバンダイブース

次はタカラトミーと双璧をなすブースの大きさを誇っていたバンダイ。最初に目についたのは、再ブレイク中の「tamagotchi(たまごっち) m!x」(7月16日発売予定/オープン価格)。初代モデルと比べると、画面がカラーになっているなどいろいろ新しくなっていますが、形状や遊び方の基本は一緒。これも親子で1台ずつ持って一緒に楽しめそうです。

 

↑ブームが再燃している「たまごっち」も登場

 

同じくバンダイからはウルトラマンオーブの「DXオーブリング」(7月9日発売予定/税抜4900円)。ウルトラマンオーブの変身アイテムでオーブリングにフュージョンカードを2枚かざし、その組み合わせによって、オーブの色が変化します。

↑読み込ませるカードの組み合わせによって、光の色が変化し、変身できるタイプが変わります

 

バンダイのスター・ウォーズ関連の最大の目玉は、1/72スケールの「ミレニアム・ファルコン」(参考出品)です。Lサイズのピザよりも大きく、かなりの迫力。大きすぎてどこに飾ればいいのか迷ってしまいそう。

↑1/72の圧倒的な存在感がスゴイミレニアム・ファルコン号(参考出品)

 

メタルの輝きが渋いテンヨーブース

メタリックナノパズルを展開するテンヨーブースも見逃せません。鎧や鉄道、浅草寺など、日本をモチーフにした「日本の誇り」シリーズは、ほかにはない薄いメタルで作る立体物で独特の存在感を放っていました。

↑日本の誇りシリーズの鎧(左が豊臣秀吉、右が真田幸村)。極薄のメタルを折ったり組み合わせたりするパズルです(7月発売予定/1880円)

 

↑メタリックナノパズルのスター・ウォーズ(発売中/1680~1980円)。メタルを使うと樹脂やプラスティックにはない存在感が出ます

 

そのほかのブースは水陸両用ラジコンやブロック玩具など盛りだくさん

このほかにも、広い会場内にはたくさんの魅力的なおもちゃが所狭しと並んでいました。

↑「カプコンフィギュアビルダー スタンダードモデル モンスターハンター」を使ったジオラマ(6月28日発売予定/税抜各880円)

 

↑四角と三角のパーツをジョイントパーツでつなげて立体物を作るブロック玩具の「LaQ」

 

↑ニッコー京商エッグの水陸両ラジコンの「VaporizR2」

 

↑スカイツリーやバンダなど様々なモチーフが作れるカワダのナノブロックシリーズ

 

↑学研ステイフルの「学研ニューブロック」。♯型のブロックを組み合わせて、いろいろなものが作れます。大きめのパーツと柔らかい素材が特徴

 

↑シー・シー・ピーの「サブマリナーカメラ」。赤外線通信で潜水艦を操作し、動画や写真を撮影できます(発売中/税抜9980円)

 

↑ビバリーの「空飛ぶじゅうたん」。いわゆるバランスゲームで、じゅうたんが磁石で浮いているのがポイント(10月発売予定/税抜3000円)

 

↑アイアップの「マナー魚(フィッシュ)」。魚の食べ方を遊びながら覚えられます(発売中/税抜2980円)

 

おもちゃショーは一般の方も入場可能な日が設けられていますので、来年はぜひお子様を連れて出かけてみてはいかがでしょうか。

 

【URL】

おもちゃショー公式サイト  http://www.toys.or.jp/toyshow/