ゲーム&ホビー
2022/11/18 19:15

12.5インチの大画面! 改造マニアが「ニンテンドースイッチ」の巨大化に成功

今のところ最新のNintendo Switch(有機ELモデル)は画面サイズが7.0インチで、標準モデルの6.2インチより大きくなっています。しかし、それでも物足りないハードウェア改造マニアが、12.5インチに巨大化しつつ持ち運べる「Nintendo Switch XL」的なものを自分で作ってしまいました。

 

すでに「スイッチの画面だけを拡大するレンズ」は発売されていますが、外に持ち運べるわけではありません。そこで、ハードウェアハッカーのPavlo Khmel氏は「スイッチ本体を収納し、左右にコントローラーを装着できる画面付きドック」に取り組んできました。スイッチ本体は改造せず、見かけは「巨大スイッチ」になるわけです。

 

しかし、最初の特製ドックは初代スイッチしか使えず(有機ELモデルはサイズが大きくなったため)、スピーカーが内蔵されず、バッテリーを内蔵した任天堂公式のJoy-Conしか使えない(他社製は本体と接続して給電する必要あり)など、いくつかの制限がありました。

 

今回のバージョン2は、それらの問題を全てクリア。ディスプレイにはeBayで安く買ったDell XPS 12のジャンク品を流用し、3Dプリントしたボディには巨大なバッテリーパックを組み込んで、バッテリーを持たない他社製コントローラーが使えるようになりました。おかげでステレオスピーカーを鳴らしながらでも、電源に繋げず5時間も遊ぶことができます。

 

最大のメリットは、「スイッチをドックに挿している」状態のため、携帯モードではなくTVモードで動作していること。携帯モードでは解像度が720pにすぎませんが、この巨大スイッチでは12.5インチの大画面で1080p表示が可能であるうえ、TVモードは携帯モードよりクロック周波数が上がるため、表示のモタつきも解消されるオマケ付きです。

 

通学や通勤中に遊ぶには少し大き過ぎますが、家の中で部屋の間を持ち歩くぐらいなら問題はないはず。技術的にもハードルはそう高くないはずで、大手のサードパーティが商品化することを期待したいところです。

 

Source:Pavlo Khmel(YouTube) 
via:Gizmodo