「缶コーヒー=甘ったるい」派の常識を覆す意欲作登場! 「ダイドー」の新製品、攻めてます。

ink_pen 2018/9/14
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「缶コーヒー=甘ったるい」派の常識を覆す意欲作登場! 「ダイドー」の新製品、攻めてます。
中山秀明
なかやまひであき
中山秀明

GetNaviお酒・グルメアドバイザー。GetNavi内食・外食のトレンドに精通した、食情報の専門家。現場取材をモットーとし、全国各地へ赴いて、大手メーカーや大手小売りから小規模事業者まで、幅広く取材している。酒類に関する知識量の多さでは、大手ビールメーカーでも一目置かれる存在。GetNavi・GetNavi webのほかに、テレビや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活躍。

 

超絶スッキリの新感覚コーヒー「ギンレイ」

伝統を重んじつつ飲み手に合わせて進化する商品があれば、まったく新たな方向性へのアプローチを試みる缶コーヒーも。それが「ギンレイ」の名を冠した「ダイドーブレンドコーヒー」です。こちらもデザインから見てみましょう。

↑表面はザラッとマットな質感。品質のよさを感じつつ、やさしく手になじみます

 

鈍く光るシャンパンゴールドを基本色に、余白を広めにとったレイアウトや書体。従来の缶コーヒーにはない、クールで高級感のあるデザインです。

↑左は「オリジナル」の新バージョン。「ギンレイ」は若干高さがあって、内容量も210gと多め(「オリジナル」は185g)

 

「ギンレイ」が素材に関してこだわったのは「磨き豆」。これは雑味や渋味の部分を取り除いたコーヒー豆のことで、苦みをおさえたクリアな味わいになるのだそう。「ギンレイ」にはこの「磨き豆」が100%使用されています。

 

もしかしたら、米を一定以上磨くと「吟醸」や「大吟醸」に分類される日本酒のイメージに近いかもしれません。吟醸系のお酒はスッキリした飲み味のものが多いですよね。ということで、飲んで味をチェックしてみました。

↑「オリジナル」(写真左)と比べても、液色はそこまで違いませんが…

 

色を見ても分かる通り、「ギンレイ」はそれなりに砂糖やミルクが入った、スタンダードな缶コーヒーの分類。…なのですが、ビジュアルからは想像もできないほどクリアな飲み味。通常の1.5倍の豆を使って抽出したとのことで、コーヒーのコクや香りは感じられますが、後味がとにかくスッキリ。これは新感覚です。「缶コーヒーは甘ったるくて苦手」という方でも、これなら飲めるかもしれません。

↑豆の量が1.5倍というのは、コーヒー規格(内容量100g中にコーヒー生豆換算で5g以上)の下限値との比較によるもの。とはいえ後味はきわめて軽く現代的で、従来の缶コーヒーとはかなり別物です

 

これまでのスッキリ系や微糖タイプとも違う、王道路線のなかに洗練されたテイストを感じました。確かにこれが、ダイドーが提案する未来のスタンダードなのかもしれません。

↑どちらもリフレッシュに最適!好みのほうを選んでください

 

ダイドーは、一般的な販路のほかに、自動販売機にも注力していることで知られるメーカー。こんどダイドーの自販機を見つけたらぜひ商品をチェックして、生まれ変わった「伝統」と「革新」を実“カン”してみませんか!

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