「低糖質」ダイエットブームの中、ローソンで売られているパンに注目が集まっています。「ブランパン」という商品で、その名の通り、小麦の外皮(ブラン)で作られたシンプルなパン。ブランパンは糖質が少なく、植物繊維が豊富。手軽に食べることができて、ダイエットにも効果的であることから話題となり、品薄になっています。
そんな大人気のブランパンを、家で作れるホームベーカリーと専用ベーカリーミックス粉が発売されます。それが、ツインバードのホームベーカリー「PY-5634W」と専用低糖質ベーカリーミックス粉「PY-PM10BR3」。発売は2月1日です。一般的な強力粉で作るパンとは違い、膨らみにくいブランパンですが、誰でも簡単に失敗なく作れるそうです。
肥満の真犯人は「カロリー」ではなく「糖質」だった!
ブランパンは、小麦の表皮を使った専用粉で作られており、糖質がとても少ないパンです。ツインバードの商品企画部、重田りん氏によると、糖質制限のめやすは一日で130gで、一食ぶんなら約40gといわれているが、ごはんを軽く一杯食べると約55gで一食ぶんの糖質を越えるとのこと。一般的な6枚切り(67g)の食パンでも糖質は28.8g。しかし、ブランパン(80g)であれば、たったの4.5gに抑えられるといいます。
また、重田氏は「2014年の統計によると、糖尿病の患者は全国で316万人で、予備軍は2000万人といわれています。こうした背景から、糖質オフの食品に関する市場は伸び続けています。中でもコンビニのブランパンは、主食の糖質を大幅にカットできることで人気となり、リピート率は40%を超える驚異的なヒット商品となりました。特にダイエット目的の女性に人気。食に対する意識が高い方に焼き立てのブランパンをお届けしたいという思いから、開発しました」と語りました。
肝臓病を中心に糖尿病や肥満症などの治療を行っている栗原クリニックの栗原毅先生も登壇。「肥満の真犯人はカロリーではなく、糖質です。お肉、油、マヨネーズは血糖値は上がらず、卵を食べてもコレステロールは上がらないことがわかっています。誤解されているようですが、肉よりも蕎麦のほうが糖質は多く、太りやすいのです」と、肥満は糖質が原因という持論を展開しました。
さらに鳥越製粉の高峰和宏取締役は「チーズ、シーチキン、マヨネーズは糖質が少ないので、組み合わせて食べても大丈夫。ブランパンを食べ続けることで、便通もよくなりますし、血糖値、ヘモグロビン、中性脂肪、ガンマGTPなどの数値の改善も期待できます。ダイエット目的だけではなく、健康的な体作りができます」と、ブランパンの魅力について語りました。
難しいブランパンの焼き上げもおまかせでOK
そんな魅力的なブランパンですが、ふっくらと焼き上げるのは難しいもの。その点、今回発表したホームベーカリー「PY-5634W」のブランパンコースは、専用低糖質ベーカリーミックス粉「PY-PM10BR3」に最適化しており、材料を入れてボタンを押すだけ完成します。調理時間も短く、約3時間でブランパン(1斤)ができあがります。
搭載メニューは、ブランパンメニューのほかに、食パン、早焼き、ソフトパン、スイートパン、全粒粉パン、フランスパン風、ごはんパン、パン生地、ピザ生地、うどん生地、もち、焼き芋、甘酒、こね、発酵、焼きなど。また、2週間分の朝食レシピブックも付属しており、多彩なバリエーションを楽しむことができます。
既に実機を使ったというシンガーソングランナー、大地 穂氏は「ダイエットのためにマラソンを始めたので、食にも関心があります。こちらのホームベーカリーで実際にブランパンを焼いてみましたが、おいしくできました。粉のほかにイースト菌もついていて、あとは水を入れるだけで簡単にできます。これなら続けられそうですね」と笑顔で語ってくれました。
筆者も実際に試食してみましたが、生地はしっとりとしていて香りがよく、おなかにたまるので驚きました。ハムやチーズとの相性も抜群。タイマー予約もできるので、朝食に焼きたてのおいしいブランパンが食べられるのはうれしいですね。これがあれば、コンビニのブランパンを買わなくてすむかも?
専用低糖質ベーカリーミックス粉は、オンラインストアで販売予定で、定期販売についても検討しているそうです。低糖質ダイエットに興味のある方は、試してはいかがでしょうか。