パナソニックの「Jコンセプト」といえば、50代・60代の「目利き世代」をターゲットとしたブランドです。このブランド最大の特徴は“上質な製品”であること。なんと、すべての製品が日本製で、使いやすさとデザインもこだわりぬかれています。たとえば、掃除機にはPPFRPと呼ばれる特殊な先端素材を採用し、強さと軽さを両立。また、炊飯器には漆器の風合いをアルミで再現する「アルミ深絞り工法」という複雑な技術を採用するなど、デザインにも力を入れています。そんなJコンセプトが今回「第3弾」として発表したのが、「あざやかモード搭載 LEDシーリングライト」と「電動アシスト自転車 BE-JELJ01」です。
加齢による「見えにくい」に対応したシーリングライト
「あざやかモード搭載 LEDシーリングライト」のコンセプトは「色本来の美しさを、鮮やかに照らし出す」こと。パナソニックによると、人間の眼球にある水晶体は、加齢とともに徐々に黄色く変色してしまうのだそう。つまり、黄色いサングラスをかけているような状態になるため、細かな作業や読書で目が疲れやすくなったり、鮮やかな色が黄色くくすんで見えたりしてしまうといいます。
そこで本製品は、この加齢による見えの変化に対応する「あざやかモード」を搭載。このモードにすると明るさが約1.3倍となり、さらに光の波長をコントロールすることで、黄色みを抑えて本来の色が見えるようにバランスを整えるといいます。
機能と美しさにこだわったデザインにも注目
本製品のもうひとつの特徴はデザインです。本体は横から見ると台形のような形状になっているため、ライト下面の面積が大きく、ライトの下をより明るく照射。一方、側面は斜めになっているので、天井にも効率よく明かりを届けます。天井を明るく照らすことで、部屋全体の「明るさ感」をアップさせる効果もあるとのこと。
もうひとつのこだわりが、明かりを点灯したときだけ浮かび上がる「東雲柄」模様です。なんと、この模様はデザインがうるさく感じないよう、消灯時は模様が見えないように設計されています。これは、ライトの樹脂カバーの裏に、模様を白いシルクスクリーン印刷することで実現。ただし「点灯時にははっきり模様が浮かび上がるが、光の透過を邪魔しない」という両方の条件をクリアするまでには、かなりの試行錯誤が必要だったそうです。
軽さとシンプルさを追求した電動アシスト自転車
今回発表されたもうひとつの新製品が「電動アシスト自転車 BE-JELJ01」。本製品の特徴はなんといってもその軽さです。軽量アルミフレームを使用し、さらにタイヤ経には小回りの利く20型を採用。そして、機能をシンプルにすることで車体重量は18.2kgまで軽量化されています。ちなみに、同社の人気電動アシスト自転車「ビビ・DX」と比較すると、なんと約10kgも軽い仕様。これは50、60代による「駐輪場など、自転車を持ち上げるときに電動自転車は重い」という声を重視して開発した結果とのこと。また、本体の全長も157cmと「ビビ・DX」よりも30cmほどコンパクト。より小回りがききやすい車体になっています。
電動アシスト自転車が初めてでも怖くないよう穏やかに発進
電動アシスト自転車が初めてのユーザーにも使いやすい機能も搭載されています。従来のアシストは、最初から「グッ」と加速する感覚がありましたが、本製品は穏やかに発進する「ふんわりスタート」を採用。これなら慣れていない人でも安心です。電動アシストの操作スイッチもよりシンプルになり、わかりやすくなりました。
また、自転車の機能も使いやすく進化しています。たとえば、自転車前方のLEDライトは安全のために常時点灯に変更。さらに、サドル前のフレームは、跨ぎやすいように高さ49cmと低めに設定されています。
50、60代といえば、まだまだ行動的に活躍する世代。Jコンセプトは、そんなアクティブな世代が使いやすい、所有する満足感を味わえるように、さまざまなこだわりを実現しています。そして、そのこだわりは、実際に本物を見て手に取ってみることで、より強く実感することができました。50、60代なら、より生活のクオリティを上げるために、そして若い世代は親世代へのプレゼントとしてチェックしてみてはいかがでしょうか?