三菱電機のコードレススティッククリーナー「iNSTICK(インスティック)」は、スティッククリーナー、ハンディクリーナー、ふとんクリーナー、空気清浄機能の4つの機能を持ち、1台4役で使用可能。脱臭フィルターも搭載し、汎用性の高いモデルとして知られています。部屋に置いたまま使うのが基本となっており、使いたい時にすぐに使えるのが便利です。今回、そのiNSTICKが進化して登場しました。
運転時間を延長し自走式パワーブラシを搭載
新製品は「HC-VXG30P」と「HC-VXG20P」の2 機種。発売日は5月21日。実売予想価格は、HC-VXG30Pが8万3000円前後(税別)で、HC-VXG20Pは7万3000円前後(税別)です。
今回発売される2機種は、連続運転時間を約30 分(通常充電、標準モード時)と従来品(HC-VXF30P)の約1.5 倍に延ばし、一度の充電で使用時間を気にせずいつでも手軽に掃除できます。さらに、手元部の強・標準スイッチを長押しすれば、通常充電の半分の時間(約 60 分)で、標準モード約 16 分・強モード約 8 分の連続運転時間ができる「急速充電モード」を搭載。早く掃除を再開したいときに便利です。
また、強い吸引力持続ときれいな排気を両立する、独自のサイクロン技術「風神サイクロンテクノロジー」に加えて、「自走式パワーブラシ」を新たに搭載。力を入れずに軽い操作性でゴミをかきとることができます。
本機は、充電台にHEPA フィルターを採用した空気清浄機能を搭載しているのが特徴。新製品では、風路の見直しと空気清浄機能用ファンの回転数の最適化により、空気清浄機能(弱モード)の運転音を約29dB と従来品(HC-VXF30P形)と比べ、約12%の静音化を実現しました。空気清浄機能を単独で使用することも可能なので、寝室などの静かな場所でも快適に使用できます。
iNSTICKが2015年の3月に初代が登場してから、3代目となる本機。いったいどれだけ進化したのか、以下の表で初代モデルと比較してみました。一見すると、なかなか違いがわかりにくいように見えますが、運転時間を伸ばし、自走式パワーブラシを採用したことで、主に掃除機の機能を強化し、その実用性を着実にアップさせてきた印象。今後、本機は掃除機の機能を重視するユーザーにとっても有力な選択肢になりそうです。また、ふとん用「アレルパンチふとんクリーンアタッチメント」付属と脱臭機能の装備も先代から踏襲し、汎用性の高さにも磨きがかかっているのがわかるでしょう。初代を買うのをためらっていた人、いよいよ円熟味を増してきた本機を検討してみてはいかがでしょうか?
■初代iNSTICK「HC-VXE20P」と新製品「HC-VXG30P」のスペック比較