家電
扇風機・サーキュレーター
2018/3/28 10:15

かき氷器に扇風機に…流しそうめん? 攻めてるドウシシャ「夏アイテム」を大幅強化

ドウシシャの2018年春夏新商品のタッチアンドトライ内覧会が開催されました。ドウシシャといえば、「ニッチNo.1」をテーマに掲げ、個性的で攻めまくった家電を出すメーカーだけに、どんな商品が発売されるのか、期待感は高まるばかり。今回は、内覧会で試してみたなかで、特にオススメのものを紹介していきましょう!

 

あえて氷を温めることで、よりふわふわな食感を実現

まず、ドウシシャといえば、やはりかき氷器ですよね。トラディショナルなフォルムの「電動本格ふわふわ氷かき器」は個人的にも愛用しています。そして、今回の目玉は、かき氷器なのにヒーター機能付きの「電動わた雪かき氷器」(実売予想価格9800円※)。こちらは、冷凍庫から取り出したばかりの氷では、固くて粗く削れてしまうため、適度に温めることでふわっふわのかき氷にするということです。まだまだ試作品の段階で、実際にかき氷を試食することはできなかったのですが、完成品が待ち遠しいですね。

※価格情報はすべて税抜

↑電動わた雪かき氷器

 

さらに、同社で人気の品「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」も改良。本品は、氷自体に味がついている台湾風のかき氷が楽しめるのが特徴。新製品では、かき氷用の氷を作る容器にハーフサイズを採用し、一度に2つのフレーバーのかき氷が作れるようになりました。こちらは3月発売で、実売予想価格は5980円。

↑電動ふわふわ とろ雪かき氷器

 

↑2つのフレーバーのかき氷を一度に作れます

 

↑専用の製氷機にハーフサイズを採用し、それぞれのフレーバーの氷を作ってセットできます

 

手作りソフトクリームとアイスが自宅で手軽に楽しめる!

かき氷を紹介したらアイスクリームも紹介しないわけにはいかないでしょう。まずは3月下旬発売の「電動ソフトクリームメーカー」(実売予想価格5980円)。アイスではなくソフトクリームが家庭で作れてしまうのは、子どものみならず、大人もはまってしまいそうです。

↑電動ソフトクリームメーカー。市販のソフトクリームミックスなどを使ってソフトクリームが作れるほか、市販のアイスクリームからソフトクリームを作ることも可能

 

続いて目に止まったのが、「ハピロール タブレット」です(実売予想価格3480円)。これはかき氷やアイスクリームをキンキンに冷えたタブレットの上に流し込み、ヘラで混ぜながら、ロールアイスやジェラート、シャーベットを作る調理道具。冷えた石の上で歌いながらアイスを混ぜる、あのお店のような作業を家で楽しめるわけですね。昨年は円形のものを発売していましたが、使いやすさや冷やしやすさを考えて、長方形で薄型のタブレットタイプになりました。

↑ロールアイスが作れる「ハピロール タブレット」。昨年の円形から長方形に変えたことで、ロールアイスを作る効率が格段にアップ!

 

満を持して流しそうめん器をリリース!

そして今年はついに満を持して、流しそうめん器が発売されました!  その名は「大人の流しそうめん器」。発売は4月の予定で、実売予想価格は7980円。この分野では、タカラトミーアーツの「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」が有名で、ドウシシャは後発。それだけに、これまでにない使い勝手を考えた設計になっています。本体上部には6つに分かれたポケットがあり、ここにそうめんを小分けして入れておけば、一回一回流さなくても、適度な間隔で6回ぶんが自動的に流れてくる仕組みです。これであれば、「そうめんを流す人」が不要になるので、全員が楽しめますね。

↑らせん状のスライダーをそうめんが滑走する「大人の流しそうめん器」。上部のケースに氷を入れることで循環する水が冷えたままにすることができます

 

↑そうめんを小分けにセッティングできるポケットを用意。一度に6か所入れておけば、一定間隔で自動的にそうめんが放出されます。回転速度も変更可能

 

ドウシシャのもうひとつの「顔」扇風機のラインナップが充実

夏のドウシシャはかき氷器だけではありません。もうひとつの「顔」が扇風機。同社のブランド「kamomefan(カモメファン)」といえばピンとくる人も多いのではないでしょうか。今回発表された新しいカモメファンは、まるでデスクライトのようなフォルムで可動箇所が多い Fseries(Fシリーズ)です。さまざまな角度に変えられるだけでなく、扇風機とは思えぬフォルムも魅力。

↑まるでデスクライトのようなフォルムで、さまざまな方向に風を送れる角度調整機能がついたカモメファン Fシリーズ

 

↑土台の部分も可動。折りたたむことで収納に場所を取らない設計となっています

 

扇風機でもうひとつ気になったのは「PIERIA」シリーズの「フォールディングファン」です。薄型のサーキュレーターのような扇風機で、薄く折りたたむことができ、さらに横置きして使えます。首振り方向は一方向ながら通常置きの横振りと横置きの縦振りの2種類を使い分けることが可能。折りたたむと小型の折りたたみ椅子程度の厚みになるので、家具と家具の隙間などにしまっておくことができそうです。

↑タテでも横でも使える「フォールディングファン FLT-254D」(1万1800円)。タテにした状態でファン自体を回転させることで、高い位置から風を送ることもできます

 

↑折りたたむとこんなにコンパクト。棚の隙間などにも入りそうです

 

サーキュレーターとシーリングライトが融合した目からウロコのアイテム

そしてサーキュレーターとシーリングライトが融合した「シーリングサーキュレーター DCC-08CM」(実売価格2万9800円)も驚きの一台でした。シーリングライトの中央部にファンが取り付けられており、部屋の空気を循環させることができるようになっています。シーリングファンほどの羽根のサイズがないですが、羽根の高速回転で空気を循環させるため、部屋全体の空気を循環させるだけの力はありそうです。天井に集まった暖気を床方面に循環できるので、夏はもちろん、冬場でも活躍できそうですね。そのぶん、冷房・暖房代も節約できそうです。

↑シーリングファンは憧れですが、さすがにそれだけを設置するのは難しいですが、シーリングライトととの融合であれば、一気に設置のハードルが下がります。目かウロコ級のアイディアですね

 

↑冬は床の空気を吸い込んで循環させる逆回転(左)、夏は扇風機のように風を天井から送る正回転(右)で部屋の暖房冷房効率をアップさせます

 

さすがは「ニッチNo.1」を掲げる企業。今回もユニークでバラエティに富んだ製品が目立ちました。特に、かき氷器やソフトクリームメーカー、流しそうめん器など、夏が楽しみになるアイテムが充実。「夏といえばドウシシャ」今後は、そんな声が聞こえてくるかもしれません。