ズボラ系主婦の筆者にとって、台所での調理が少ないホットプレートは心強い味方です。しかし、調理器具の収納スペースが少ない我が家にとって、ホットプレートの収納スペース確保は難易度が高い……。そんな悩みを解消してくれそうなのが、今回お試しする折りたたみ可能なホットプレート。アイリスオーヤマの「両面ホットプレート DPO-133」(以下、DPO-133)です。
左右のヒーターが独立し3枚のプレートが付属
DPO-133はアタッシュケースのような本体のホットプレート。ケースを開くと両面にプレートがあり、それぞれ独立して温度設定ができます。左右で異なった温度での加熱できるので、片面は高温で肉、もう一方は中温で野菜を焼くといった使い方も可能。また、一般的な「平面プレート」のほか、細かな凹凸があり肉の脂を落としやすい「ディンプルプレート」、そして、「たこ焼きプレート」の3枚のプレートが付属しています。もちろん、各プレートは左右どちらにでもセットできます。
保温用に片面を約80℃に設定すれば慌てて焼かずともOK
最初は「折りたたみできて収納性が高い」ことに目が行きましたが、実際に使用してみると2面プレートは意外なほど便利でした。DPO-133は左右を約80℃の保温温度のほか、約140~250℃まで調整可能。そのため、一方のプレートで調理し、反対のプレートで保温することが可能なのです。
ホットプレートの定番、「たこ焼き」と「焼きそば」も調理してみました。焼きそば調理後は「保温」にしておけば、ゆっくり食べても冷めません。また、でき上がったたこ焼きも、保温中のプレートにどんどん載せていけば、最初に作ったたこ焼きを冷ますことなく、次のたこ焼きが作り始められます。 一般的なホットプレートにも「保温」機能があるものは多いのですが、プレートが一枚しかないために保温中は新しい食材は焼けません。その点、二面プレートのDPO-133なら、常に一方のプレートを保温用に確保できます。そのため、一枚のプレート自体は小さいのですが、次々と食材を焼いていくことで、家族が多くても量をカバーできそうだと感じました。
コンパクトだからプレートの洗浄もお皿洗いとほぼ同じ
前述したように一枚のプレートサイズはお世辞にも大きくはありません。プレートの焼き面は24×21cmほど。このため、ホットケーキなどの大きなものを焼く場合は、ひとつずつ焼くことになります。とはいえ、この「小ささ」が片付け時はラク!
最近は幅50cm以上の大きなホットプレートが多いのですが、この大きさはシンクで洗うには取り回しが面倒でした。しかし、DPO-133は約半分ほどのサイズなので、お皿を洗う感覚でプレートが洗えます。 また、収納時は3枚の付属プレートをすべて本体内に収納し、密閉できるのも魅力的。縦に自立するので、狭いスペースにもスッと入れられて便利でした。
ホットプレートは「出すのが面倒」「片付けが大変」などの理由で、購入したものの使われない調理器具のひとつと言われています。しかし、気軽に使えてカンタンに持ち運びができ、片付けがラクなDPO-133なら、活躍する機会も増えそうです。
アイリスオーヤマ
両面ホットプレート DPO-133
1万584円
折りたたんで収納可能な、アタッシュケース型のホットプレート。左右で独立した温度設定が可能です。
【SPEC】
サイズ/質量:約W650×H90×D336mm(使用時)、約W155×H343×D336mm(収納時)/4.7kg
消費電力:1300W
付属品:平面プレート、ディンプルプレート、たこ焼きプレート
【URL】
アイリスオーヤマ 両面ホットプレート DPO-133 http://www.irisplaza.co.jp/Index.asp?KB=SHOSAI&SID=H561862F