ロボット掃除機が欲しいけど、わが家の環境に合うかどうか分からない。高い買い物なので、買ってから“やっぱりウチには必要なかった”とはなりたくない……。共働き家庭やペットを飼っている家庭の強い味方としてロボット掃除機「ルンバ」が登場して15年以上が経ちますが、まだまだロボット掃除機の普及率は決して高くはありません。そこでアイロボットでは、ルンバを気軽に使ってもらおうと、6月8日から新たにサブスクリプションサービス(定額サービス)をスタートします。
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ルンバの普及率10%を超えるべく、新たなサブスクサービスを開始
アイロボットジャパンの代表執行役員社長・挽野 元氏によると、日本におけるルンバの普及率は5.1%。「昨年発売したルンバe5と今年発売したルンバi7により普及率は上昇したが、当社目標の、2023年までに10%という数値にはまだまだ及ばない。10%という数値さえも当社にとっては通過点で、最終目標は一家に一台です」。
この「世帯普及率10%」の壁になっているのが、主に「従来型の掃除機を好む」「値段が高い」「キレイに掃除できないと思う」の3つ。この3つの障壁を超えるために、世界で初めて導入するのがサブスクリプションサービス「Robot Smart Plan(ロボットスマートプラン)」、通称“ロボスマ”なのです。
契約から1年は解約・返品できないが、36か月後に所有権はユーザーに移転
具体的に見ると、月額制で契約期間は36か月(3年間)、契約期間中は初期不良の範囲内ならば無償修理(ユーザー過失や消耗品はユーザー負担)。家庭環境に合わないと判断すれば返品が可能ですが、利用開始から1年間は解約・返品は不可となっています。
なぜ返品は1年後からなのかという疑問に同社は、「ルンバを使うためには、ルンバが走り回れるようにケーブルや家具など床を常時片付ける必要がある。その環境が合うか合わないかを1年かけて判断してほしい」としています。また、36か月後にはルンバの所有権はユーザーに移転するので、ユーザーは追加費用を支払うことなくそのまま使い続けることができます。
対象機種はフラッグシップモデルを含む3機種
ロボスマの対象製品は、自動ごみ収集機付属のフラグシップモデル「ルンバi7+」(月額3800円以下すべて税別)、ハイスペックモデルの「ルンバ980」(月額2800円)、ベーシックモデルの「ルンバ641」(月額1200円)の3機種。対象機種は、今回の反応を見て拡大を検討するとしています。
アイロボットでは既にルンバ/ブラーバの15日間お試しレンタルサービスを実施していますが、今回スタートするロボスマはさらに長期に、低価格でお試しすることができるし、気に入ったらそのまま使い続けることができるので、ロボット掃除機が気になっている人にはうってつけのサービスだと言えるでしょう。