高級食パン店に行列ができるなど、食パンブームが続いている昨今。家電メーカーからもさまざまな実力派トースターが発売されているなか、トガった製品で人気を博すあの「サンコー」が、またやってくれました! 今回紹介するのは、1台2役でコンパクトな「お一人様モーニングトースター」(実売価格2980円)。そのシンプルで潔く、なおかつユニークな機能について、実際に使ってみてレビューしていきます。
本体上部でカンタンな調理ができるコンパクトなトースター
何といっても、まず目を引くのがそのルックス! ひとり暮らしをターゲットとし、設置面積はおよそA4紙と同じぐらいのコンパクトなサイズ感と、本体上部にある黒い皿が特徴です。
本体上部にセットする黒い皿が、本機の最大のポイント。これは調理用のプレートで、庫内でパンを焼くついでに、ここでちょっとした加熱調理ができちゃうのです。忙しい朝でも食事はしっかりとりたい人、面倒くさがりな人にはうれしい機能ですね。
庫内は食パン1枚が入る大きさで、お手入れがラク
ひとり用なので、庫内はちょうど食パン1枚が入る大きさ。角皿も付属していて、食パン以外にもいろいろなものを焼くことができます。上下に備わったダブルヒーターで火力もなかなか。サーモスタットなど、トースターの基本的な機能はひととおり搭載されています。
金網やくず受け皿は取り外せるので、お手入れは簡単。清潔にキープしやすいです。
基本の目玉焼きトーストを作ってみる
それでは実際に、「お一人様モーニングトースター」を使って、朝食を作ってみます。まずは基本中の基本として、目玉焼きトーストに挑戦。4枚切りの厚めな食パンをセットして、タイマーを回します。食パンの加熱が始まったら、上の丸皿に油を軽くひいて、卵を割り入れます。あとは完成を待つだけ。
だいたい5分ぐらいで完成。今回は厚切りのパンでしたが、薄いトーストだけを焼くならもっと短時間でいけそうです。
なお、目玉焼きは丸皿にくっつきやすいので、油はあったほうがいいです。焦げつきにくい加工がしっかりしていると、もっといいなと思いました。また、使用後の丸皿は持ちにくく、アツアツの状態のときは注意が必要です。とはいえ、本機はかなりフレンドリーなプライスなので、それを考慮すれば許容範囲でしょう。
ベーコンエッグも手間なく完成!
次はちょっとしたアレンジを加えてみましょう。ただの目玉焼きではなく、ベーコンエッグです。今度はスライスベーコンの上に卵を投入し、庫内では先ほどと同じようにパンを焼くだけ。こちらも大した手間もかからず完成です。
ホットドッグのウインナーもしっかり焼ける
続いては食パン×卵ではないメニューにもチャレンジ。こちらも手軽な調理パンの王道、ホットドッグです。目玉焼きよりは多少時間がかかるものの、ウインナーもしっかり焼くことができました。焼いたウインナーをコッペパンにはさんで、ケチャップをかければ完成です。
付属の角皿は揚げ物をサクッと温めたいときに便利
ちなみに付属している角皿を使えば、庫内でもパン以外のものが調理できます。ハッシュドポテトのような揚げ物を温めるのにも便利。サクッと仕上がります。
構造がシンプルなぶん、その気になればアイデア次第でいろいろなアレンジが効くのがいいところ。今回は試しませんでしたが、目玉焼きハンバーグなんかも作れると思います。本機があるだけで、「今日は何をパンに合わせようかな?」と、毎日の朝食にワクワク感が出てくるはず。朝食の時間がちょっぴり贅沢な時間になるはずですよ!
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