東芝ホームテクノが2019年6月に過熱水蒸気オーブンレンジの最新モデル「石窯ドーム ER-TD7000」(実売価格13万1950円)を発売しました。新モデルでは食品がある領域だけをセンシングする「ねらって赤外線センサー」を新たに搭載し、食品の位置に合わせてより適温に温める機能を搭載したほか、ボウルに食材と調味料を入れて約1分の加熱で出来る「おつまみ1分メニュー」6レシピ、レンジに入れてボタンを押すだけの「スピード低温調理」3レシピを搭載したのが大きな特徴です。
最高350℃のオーブン調理ができるのが大きな特徴
従来からの特徴を含めて注目したいのは以下のポイントです。
●他社にはない最高350℃のオーブン調理
●付属の深皿を利用した深皿メニュー
●「おつまみ1分」などの時短メニュー
他のメーカーのオーブンレンジは最高温度がだいたい300℃までなのに対し、東芝の石窯ドームER-TD7000/TD5000は350℃まで対応するのが大きな特徴の一つ。350℃で運転できるのは最大5分までで、その後は230℃に切り替わるのですが、予熱が早くて高火力で焼き上げることから、自宅でパンを焼く人などに人気のモデルになっています。
また、同石窯ドームER-TD3000 モデルは全国展開する料理教室のABCクッキングスタジオで採用されており、ABCクッキングスタジオによるオリジナルレシピを共同開発しています。
付属の深皿を利用した深皿メニューを多数用意
ER-TD7000は、通常の角皿に加えて深皿が付属しているのも大きな特徴で、それを活用した「深皿メニュー」が多数用意されています。先ほど紹介した「350℃オーブン」機能も活用したABCクッキングスタジオのレシピとして、「オーブンナポリタン」を作ってみました。
オーブンナポリタンはオーブンだけを使って作るスパゲティナポリタンのレシピです。水に浸してふやかしたスパゲティに具材やソースをかけて焼くだけ。最後に混ぜ合わせればスパゲティナポリタンができあがります。
予熱に約20分、調理に30分前後の時間がかかるものの、4人分のナポリタンを一気に作るためには鍋と大きなフライパンを使って調理する必要があります。その点、本機だと最後に混ぜ合わせるだけの手軽さなので、家族が多い家庭なら重宝するでしょう。
深皿を利用した時短メニューとして「漬け込まない鶏の照り焼き」も作ってみました。こちらは鶏肉に片栗粉はまぶすものの、調味液に漬け込むことなくすぐに焼けるというもの。やはり漬け込んだ方が味もしみ込んでおいしいのは確かですが、こちらも4人分を一気に、かつ手軽に作れるのは魅力です。