最近、ネット通販で家電を買うことも多くなってきた。量販店で買うよりも安いことが多く、さらにお手ごろな製品が数多く並んでいる。例えば Amazon.co.jpには、大手メーカーでは考えられないような低価格の家電がひしめいている。しかし、それらは本当に使えるのだろうか? 製品を実際に買ってテストしてみた。
1万円台で評価の76%が「星5つ」のクリーナーを実際に購入して使用
選んだのはこちら。「コードレス掃除機16000pa超強吸引力サイクロン式 300Wデジタルモーター 軽量充電式スティックハンディクリンーナー LEDヘッドライト付き PSE認証済Womow W9(以下W9)」(Amazonの原文ママ)。メーカーは中国のWomowだ。
Amazon のサイバーマンデーでは、通常価格が1万9800円のところ1万2999円で販売されていた。こちらは、Amazonでの63個(2020年1月6日時点)のカスタマーレビューのうち、「星5つ」が76%と極めて高い評価。ただし、「星5つ」の比率が多すぎるのも気になるところで、「良い買い物だった」「最高」というレビューがズラズラと並ぶ様には、違和感も残る。Twiiterには公式アカウントもあるが、セール情報や製品をPRする内容しか呟いていないようだ。見た目もダイソンのクリーナーにそっくりだが、果たしてその実力はいかなるものか?
ボディの質感は安っぽいが付属品アタッチメントは多い
到着したパッケージの中を見ながら掃除機のスペックを確認していこう。W9はサイクロン方式を採用したコードレスクリーナー。毎分10万回転の300Wパワフルモーターを搭載し、35分間の連続稼働に対応している。本体質量は2.4kg。パッケージには様々な付属品が同梱。特にヘッドは標準のパワーブラシのほかに、ソファーブラシや家具ブラシ、すきまノズルなどが付属している。また、蛇腹になった延長ホースも付属しており、高い場所の掃除も対応可能だ。
ボディはプラスティックでできており、塗装を見ても高級感はない。価格相当といったところだろうか。バッテリーは、25.2V、2200mAhのリチウムイオンバッテリー。 バッテリー交換は可能だが、付属しているのはひとつだけなので、実際は交換して使うことはできない。充電は、バッテリーを本体に取り付け、電源コードをさして行う。カラの状態から約2時間半で満充電が可能。充電ができたら、ホースとパワーヘッドを接続して掃除してみる。