自宅で食事をする機会が増え、おうちごはんがマンネリ化している人は多いのではないでしょうか。誰かにふるまうならまだしも、ひとり暮らしとなると、適当に済ませてしまうなんてことも……。そんな“おざなりおうちごはん”になっているならオススメしたいのが、卓上で調理自体を“エンタメ”として楽しめる調理家電。
これまで“エンタメ調理家電”というと、例えば写真の大型プールのウォータースライダーを模したタカラトミーアーツの流しそうめん器「そうめんスライダー」のように、大人数でワイワイ楽しめるアイテムがほとんど。
それが、最近は少人数向けのアイテムも増えてきています。今回はそういった、ひとり、もしくは少人数でごはんを楽しめる卓上調理家電を、モノトレンド情報誌『GetNavi』の副編集長であり、家電コーディネーターの資格も持つ青木宏彰さんに紹介していただきました。
毎日の食卓に、軽い“遊び”を取り入れる
「いままで“エンタメ調理家電”というと、遊びの要素が強い子ども向けのものが主流でしたが、最近はユニークなギミックに加え、実用性も備えた商品や大人も使いやすいデザインの商品が増えています。そこへ、ここ数年のトレンドである単身者向けの“おひとりさま家電”が融合し、ひとりでも気軽に楽しめるコンセプトをもつ商品が登場してきています」(家電コーディネーター・青木宏彰さん、以下同)
青木さんによると、少人数向けのエンタメ調理家電は、大掛かりな準備なしで使えるものが多いのが特徴だそう。
「週末のホームパーティで使うというよりも、平日のマンネリ化した食事に軽い“遊び”を取り入れるぐらいの感覚で使えるものが多いんです。場所を取らずに使え、収納性に優れている点も魅力です。少人数向けの流しそうめん器『流しそうめん Pocket』はまさにその代表例ですね」
タカラトミーアーツ「流しそうめんPocket」2970円(税込)
手持ちの器(直径16~23cm)にモーターパーツを入れて、スイッチを押すだけという手軽さ。収納ケースはそばちょこ、フタは薬味入れとしても使えます。食器棚に並べやすいシンプルなデザインも特徴。
「『そうめんスライダー』で流しそうめんをするとなると大掛かりなイベントになりますが、これなら思い立ったときにすぐ使えます。“麺を水に流すだけ”なのに、いつものそうめんがよりおいしく感じられるので、特別感が抜群。ぜひ試してみてください」
青木さんによると、今年は「流しそうめんPocket」以外にも、コンパクトな“エンタメ調理家電”が続々と登場しているとのこと。加えて、すでに発売から数年経った商品にも、あらためて注目すべきアイテムが多数あるそうです。ここからは今すぐ試してみたくなる、青木さんお墨付きのアイテムを紹介していきます。