春の陽気に誘われて、掃除機の買い替えを検討されている方もいるでしょう。選ぶ際のポイントの一つになるのがコスパ。この能力が高い掃除機はどれでしょうか? 家電のプロレビュアーが、ロボット掃除機やコードレススティック掃除機、ハンディクリーナーなど、さまざまな種類の掃除機を調べてランキングにまとめました。堂々の第1位は?
※本記事はゲットナビ2023年4月号の転載です
レビュアー:石井和美さん
白物家電の製品レビューを得意とするプロレビュアー。テストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。
第1位:レコルト「コードレス ウェット&ドライ クリーナー」
2022年5月発売された、液体も吸引可能な乾湿両用のコードレス掃除機。4種のアタッチメントノズルが付属し、さまざまな汚れに対応する。スタンドに立ててスリムに収納でき、使いたいときにサッと手に取れる。
シリコン製のノズルが水気を含んだ汚れも除去
レコルトの“乾湿両用”ハンディクリーナーがとてもユニークだ。9000円以下という手ごろな価格帯ながら、ほかのハンディクリーナーと大きく異なる4種のアタッチメントノズルが付属している。
なかでも、ウェットノズルは画期的。柔らかいシリコン素材で、掃除したい面にピタッと吸い付く。ホコリなどの乾いたゴミはもちろん、飲みこぼしなどの液体もサッと吸い取れるのだ。吸引口が小さく、一度に吸引できる量は少ないものの、コンパクトなボディなのにパワフルでよくゴミを吸い取る。デスク周りや洗面所などのちょっとした掃除にも便利だ。
そのほかの先細ブラシノズル、ファブリックノズル、格子ノズルも、掃除がしづらい場所の汚れをスムーズに取り除くことができ、暮らしの様々なシーンで重宝する。しかも、ノズルやダストボックス、フィルターは水洗い可能。液体などを吸い込んだあと、キレイにお手入れできるのもうれしいポイントだ。
充電時はスタンドに直立して場所を取らず、吸引口がスタンドの中に隠れるので見た目もスマート。リビングなど、いつでも手が届く場所に置いておきたい一台だ。