家電
2023/7/1 20:00

大容量で見た目もキレイ! あこがれの「ビルトイン式」食洗機3モデルをチェック

食洗機は、タイパ性能はもちろん洗浄力もメリット。手洗いでは使用できない高温の熱湯や高濃度の洗剤、さらに高圧水流によって、パワフルに汚れを落とすことができる。また、手洗いに比べると節水効果も優秀。今回は、家の新築やリフォームのタイミングなら、オススメの「ビルトイン式」タイプを紹介する。

※こちらは「GetNavi」 2023年7月号に掲載された記事を再編集したものです

 

【私が解説します】

家電プロレビュアー・石井和美さん

戸建てのテストスペース「家電ラボ」を運営し、レビュー実績が豊富。自宅ではパナソニックの分岐水栓式を愛用する。

 

食器や汚れの量に応じて最適な洗剤量を自動投入

※写真はドア面材(別売)をセットしたイメージ

パナソニック
K9 Plusシリーズ

39万1600円

業界初(※)の「液体洗剤自動投入」機能を搭載。「おまかせ」コースで運転する場合は、独自のセンシング技術により食器の量や汚れを判別、食洗機専用の液体洗剤を自動投入して最適な洗浄を行う。「ナノイーX」搭載により、庫内に保管している食器の清潔性も向上。

※国内市場ビルトイン食器洗い乾燥機において。市販の食器洗い機専用液体洗剤が使用可能。ただし、高粘度の洗剤は、液体洗剤自動投入では使用できない

標準収納容量(食器点数):48点
標準使用水量:約9.0l
運転音(50/60Hz):約38/約40dB
ドアタイプ:スライドオープン

「液体洗剤自動投入」機能のイメージ。自動で最適な洗浄プログラムに従って運転するので、洗剤の計量・投入やコース選択が不要だ。

 

【石井‘s Check】

自動投入機能で省手間になってうれしい

「液体洗剤自動投入機能は、洗剤を自動計量してくれるので、多すぎ・少なすぎの心配が無用。『スタート』にタッチしてドアを閉めるだけで、乾燥まで終わるのでとてもラクです。『ナノイーX』効果で、庫内のニオイも抑制できます」

 

66lの大容量を誇る取り替えタイプの食洗機

リンナイ
フロントオープン食洗機  RSWシリーズ

22万8030円〜

キッチンはそのままに、食洗機だけ交換可能な取り替えタイプ。幅45㎝ながら66ℓの大容量で、フライパンもいっしょに洗える。フロントオープンで、上下2つのカゴを別々にスライドできるため、あとから食器を追加する場合も収納がラクだ。

標準収納容量(食器点数):56点
標準使用水量:66l
運転音(50/60Hz):44dB
ドアタイプ:フロントオープン

↑上下の洗浄ノズルが回転しながら水を噴射。皿の周りやグラスの底、急須の中まで水流が届き、隅々まできれいに洗浄する

 

【石井‘s Check】

開放的な構造だから食器の出し入れがしやすい

「国産メーカーでは珍しいフロントオープンタイプ。開放的な構造なので、食器の出し入れがしやすく、食器をセットするのに手間がかかりません。食器を一旦セットしたのち、さらに追加で食器を入れるときもラクです」

 

ドイツのプレミアム家電ブランドのフルスペックモデル

ミーレ
G 7964 C SCVi

85万8000円

同社専用洗剤の自動投入システム「AutoDos」や、アプリから操作可能な「Miele@ho
me」など革新的な機能が満載。バスケットのデザインは、お椀も入れやすいアジア仕様に変更した。大きさや形状の異なる食器や箸を効率良く収納でき、理想的な洗浄を実現。幅45㎝のモデルも展開する。

標準収納容量(食器点数):72点
標準使用水量:8.9ℓ
運転音(標準プログラム):42dB
ドアタイプ:フロントオープン

 

↑アジア仕様バスケットを搭載。箸ホルダーや大きな茶碗も安定して置けるボウルラックに加え、シリーズ最多のグラスホルダーを備える

 

↑専用の「Mieleアプリ」と連携。外出先からでもリモート操作やタイマー操作が行える。曜日ごとにプログラムを設定することも可能だ

 

【石井‘s Check】

大容量かつパワフルなので大家族にオススメ

「フロントオープンタイプで、カゴにセットしやすく、大量の食器を収納できます。パワフルな洗浄力ですが、音はとても静か。静音性を求めている人にぴったりです。高価ですが、耐久性も高く長年使えます」